「描きこみすごっ!!」親子で間違い探しをしながら、物の名前や種類をマスター。近藤春菜さん「スーパーに行くのがわくわくしちゃう絵本」
更新日:2024/9/2
舞台は開店前のスーパーマーケット。どうやら迷子の商品がいるようです――。2024年8月30日、絵本作家・やまもとしんじ氏の新作『スーパーマーケットはなまる おみせがあくまえに』(白泉社)が発売された。
やまもと氏は2008年から絵本作家としての活動をスタートさせ、国内のみならず海外でもイラストや玩具を手掛けてきた。また日本を代表する人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』ともコラボしており、過去には『ONE PIECE magazine』で絵本『ルフィとチョッパーの秘密の大冒険』を連載している。
そんな世界を股にかけて活躍するやまもと氏が今回手掛けるのは、スーパーマーケットを舞台にしたさがしもの絵本だ。
開店前の誰もいない「スーパーマーケットはなまる」では、毎朝商品たちが楽しそうに遊んでいる。そして開店が近づくと、アナウンスとともに自分の売り場へと帰っていく。しかし、このところ違う売り場へ迷い込んでしまう商品が増えてきている様子。元の場所へ戻してあげるために、各売り場をチェックして迷子を見つけてあげよう――。
野菜コーナーに始まり、お魚やお肉コーナーなど7つの売り場でそれぞれ5種類の迷子を探すのが目的となっている本書。一般的なスーパーがモデルになっているので、間違いを見つけながら食品や物の名前を覚えるのに役立ってくれるはず。
また同書における最大の魅力となっているのが、細かく描き込まれた1000個以上の商品たち。リアルさを残しつつ個性豊かなキャラクターに仕上がっており、中でも鮮魚は鱗までしっかりと再現されている。子どもと一緒にゲーム感覚で間違い探しを楽しめるのはもちろん、イラスト本としても十分に楽しめるのではないだろうか。
そんな『スーパーマーケットはなまる おみせがあくまえに』の発売にあたり、やまもと氏がライブフライヤーを手掛けるお笑いコンビ・ハリセンボンから応援コメントが届いている。
近藤春菜は「スーパーに行くのがわくわくしちゃう絵本。わたしは特に『生カキ』たちが好き!」と語り、箕輪はるかは「キャラクターたちの色とりどりの表情が楽しい! 私たちも登場しているので見つけてくださいね」とそれぞれ感想を寄せた。
さがしもの絵本は性質上、一度読んだら役割を終えてしまうことも少なくはない。しかし、やまもと氏の緻密でカラフルなイラストが楽しめる本書は、きっと答えを覚えても再び読みたくなるはず。書店で見かけた際には、ぜひ手にとってみてはいかがだろうか。