「家族のように振舞えたら」先輩ヘルパーが語る、要介護の女性への想い/屍介護④
更新日:2024/8/29
『屍介護』(三浦晴海:著、三卜和貴:漫画、香魚子:キャラクター原案/KADOKAWA)第4回【全10回】
元看護士の栗谷茜はこれまでの自分を変えるため、人里離れた山奥のお屋敷で住み込みのヘルパーとして働くことを決意する。お屋敷で介護を受ける宮園妃倭子は名家のご令嬢。32歳とまだ若くして重い難病を抱えているという彼女の介護は、相当困難なものになると覚悟していたが…。彼女はなぜか黒い袋を頭に被せられ、肌は変色し、言葉も話さず動くこともない。この人はもう、死んでいるのでは――? ベッドに横たわる要介護者の妃倭子は遺体にしか見えないのに、顔色一つ変えずに介護を続けるヘルパーたち。その異様な光景に、茜の胸にはじわじわと疑念が広がっていくのだった。『屍介護』は、新人ヘルパーを待ち受ける“禁断の介護ホラー”です。