いつまで脇役人生?人生の主役はァンタなのよ!/アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。⑤

小説・エッセイ

公開日:2024/9/24

アレン様

ァンタが思っているほど、周りは大変良い意味でァンタのことを見てないし、興味もない。だから、ラクに、好きなように生きなさい!

ヮタクシの怒りで、乱気流さえも止めて見せますわよ?

ご機嫌よゥ、アレンでござぃます……。

最近、気になってることがあるザマス。NP(ノーマルピーポー)って、「どうにもならないことには怒ったって無駄だ」って言うじゃない? でも、ヮタクシは全然そうは思わない。むしろ、怒った方が丸く収まることって、たくさんあると思うの。たとえ、自然現象が相手だろうと、ヮタクシは怒り狂うわよ?

最近のヮタクシが、大変!!怒りァゲていることがあるザマス。
それは、この夏の暑さについて! もう無理、毎日暑すぎナンだ㌔……!
この間、日本中が暑くてアラートが出た日があったけど、その日、ヮタクシが仕事のロケで、どこに行ったと思う?
そう、なんと、日本一暑いと言われる熊谷に行ったのよ!

その日は出だしから大変だったヮ!
新宿駅から特急に乗って熊谷に行く予定だったのに、電車が30分くらい遅延……!

オォーノー(智)! こんなクソ暑い中、ホームで30分も待てるワケがないでしょ? アリぇナイ! キレ散らかしながら階段を駆け上がって、涼しい場所を探し求めたわ。でも、カフェーラも混んでるし、入れる店もない。そこで、ヮタクシはどうしたかというと、駅の構内にある高級スーパーKINOKUNIYAの冷蔵庫にへばりついてたの。

ただ、何もしないで30分近くウロウロしてるのも申し訳ないから、お礼もかねてお買い物をするじゃない? おいしそうなおにぎりやパンとかも買うじゃない? でも、高級スーパーだから、パン1個が300円くらいするのよ。気づいたら4000円分も買い物しちゃってたのよ!

正直問題、買い込みすぎ【小太り大爆笑】。
だけど、そこに置き去りにするわけにもいかないので、大量の食材の入れたビニール袋をもって、熊谷に行くことになっちゃったの。「なんでヮタクシが何千円分も食材を買わされて、いま食べるわけでもない重い食材を持ち歩かなきゃいけないのよ!夏が暑いからいけないのよ!」ってブチギレたわよ!

でもね、ここで話は終わらないザマァすの。
当然ながら、日本一暑い街・熊谷に到着してからも大変だったわ?

その日の温度は38度くらいだったんだ㌔、体感としては45度くらい。熱くて危険すぎるから、マジで人が歩いてないの。ありえないんだ㌔!
当然、移動中から、ヮタクシはずっとブチギレっぱなしよ!

ロケ自体は冷房がギンギンに効いた涼しい場所だったからまだよかったけど、問題は撮影の2時間後……。いきなり、ヮタクシの喉に激痛が走ったの。しかも、鼻水も止まらない。焦ってドクターに相談したら、こう言われたわ。

「いやぁ、アレン様ね? 気温40度や気温16度の場所を、何時間も行ったり来たりしていたら、そりゃあ体調も狂います」

そんなの知らないヮョ!
だけど早く治したいから、その後、ドクターにもらった薬を飲みながら、ずっと暑さについてブチギレてたのは言うまでもないわよね。

もうひとつ、最近ブチギレてたのが、飛行機の乱気流について!
この前、エァ・プレーンに乗ってたら、乱気流のせいでとにかくガタガタ揺れまくり。飲み物も飲めないし、揺れてるから機内食も食べられない。ちょっと、こっちは腹減ってんだから、早くメシを食べたいのよ!

だんだんと怒りがドド突き上げてきて、怒りのツイーチェをしたの。
「飛行機、永遠に揺れてて、ブチギレそゥザマス」
って。

そしたらね、ツイーチェをした瞬間に、風が止まったのよ!ァリェナィンだ㌔!
やっぱり怒ると丸く収まるの。「どうにもならないこと」だと思う前に、一発、怒ったほうがいいのよ!
ヮタクシが言うんだから間違いないわ。

結局、尻拭いするのは自分

日本に住んでるァンタたち(ひろし)は「我慢するのが美徳」っていう感覚があるわよね。でも、ヮタクシは我慢って全く美徳だとは思わない。

そう思うようになった理由は、両親からかなりの放任主義で育てられたから。中学校時代のヮタクシって、かなり荒れてたんだ㌔、そんな様子を見た親から言われた言葉は、いまだに覚えてマス。

「やりたいことがあるんだったら、好きなようにやりたいようにやったらいいよ。14歳なんだから、いつからでもなんでもやれる。でも、最後にその行動の尻拭いするのは自分だからね。どんな結果になったとしても、受け入れる覚悟があるなら、好きにやりなさい」

その結果、ヮタクシは少年院に入ることになったヮ(苔むす)。

まさに自分の行動を自分で尻拭いすることになったの。でも、この経験を知ってから、「自分で責任を取れるなら、やりたいことをやろう」と思って、我慢せずに生きるようになったのよね。

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アレン

大物マダムタレント。生きる幻。 2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。 日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリーマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。 この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。本人曰く、ゆくゆくは当連載を書籍化したいと目論んでいる。