いつまで脇役人生?人生の主役はァンタなのよ!/アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。⑤

小説・エッセイ

公開日:2024/9/24

自信という鎧

「赤の他人はいいけど、身近な友達に変に思われたイヤだ」っていう人もいる㌔、自分がやりたい格好できずに、変な目で見るような相手なら、別に会わなくていいじゃない? 本来の自分を隠して、無難な格好でしか会えないような堪忍袋の緒が切れそゥッ~ッな相手なら、怒りをドド突き上げて、縁を切ったっていいのよ。

「これがヮタクシなの」と好きな格好していって、「あら、いいね!」「おしゃれじゃない」と言ってくれる人とだけ会えばいいの。ヮタクシだって、毎日ものすごい格好しているって自覚あるわよ? でも、周囲にいるのは、どんな格好をしてても「すごい格好で来たわね」「その格好は、アレン様じゃないとできないわね」と言ってくれる人ばかり。もし、文句を言われるようなら、その会合には二度とィキま㌢㍍。

あと、おすすめしたいのは、とにかく自信を持つこと。自信がある人には、人は文句を言えなくなるのよ。「自信」という鎧をつけると、「あの人はそういう人だから」というフィルターが生まれるの。

だから、ヮタクシがどんなドレスを着てても、「こんな格好、日本では恥ずかしい」なんて言ってくる人は誰もいないわ。むしろ「アレン様だから着こなせるのね、素敵」としか言われない。それは、自信という鎧によってフィルターがかかっているからだと思う。だから、ヮタクシはどんな格好して歩いていても、自分を恥ずかしいと思ったことなんて、人生で一度たりともござぃません! 

ちょっとでも「恥ずかしい」という気持ちを持つのは本気でNo! なぜなら、服に負けちゃうから「あの人、恥ずかしがりながら着てるわね」って違和感が生まれてみっともなくなる。ドーンと着こなして、「すごいね、その衣装」と言われたら、「そうよ、これ気に入って買ったの!」って言っておやりなさい。

あとね、はっきり言うわ? ァンタが思ってるほど、人はァンタのことを見てないの。

仮にァンタが大好きな真っピンクの服で歩いていても、「さっきピンクの人がいたね」と思われるかもしれない㌔、10分後にはその人の頭からァンタの存在なんて、きれいさっぱり忘れられているから。ヮタクシだって、しょっちゅう自転車こいで大声で歌ってる人に夜道で出会うけど、次の日にはその人のことなんてスッカリ忘れていマス。

だから言いたい。ァンタは好きなように生きてもいいの。ァンタが思っているほど、良い意味で周りはァンタのことを見てないし、興味もない。だから、ラクに生きていいゎよ。ぉ好きなよぅに生きてイィのょ。

チャンスや出会いは「外」にある

こんな考え方ができるようになったのは、やっぱり旅行の影響が大きいんだと思う。旅行に行くと、いろんな人を見る機会があるのよね。いろんな価値観があることにも気づくし、好きなように人生を生きてる人のほうが素敵な人が多いってことも知れる。

海外に行くと、学ぶことって本当にたくさんあるわよ。だから、クリマンのみんなには「借金してもいいから、早いうちに外国へいってらっしゃい!」って言いたいわ!

「周囲の目が恥ずかしい」「他人の意見が気になる」っていう人に会うたびに、「この人はこれまで旅をしてなくて、あまり人を見てこなかったんだろうな」って残念に思うの。本当にもったいない。

別に外国じゃなくたっていい。地方の人なら東京に行ってみればいいし、都会に住む人なら地方に行けばいい。そうやって、いろんな人に触れて、人生を楽しみましょゥッネッ…。

あと、ヮタクシがいつも言うのは「中にチャンスはない。チャンスや出会いは外にあるから、家の中に引きこもって、インドア生活を送るよりは、外に出なさい」ってこと。

特に用事がなかったとしても、とりあえず外に出ましょ?

別にセレブな旅行じゃなくていいのよ。カフェに行って、窓ガラス越しに人を見て、コーヒー飲むだけで十分。ド派手な格好で歩いてる人もいれば、道でキスしている人もいれば、一人大声で歌ってる人もいっぱいいる。そんな行きかう人たちを見てたら「うわー、いろんな人がいて苔蒸す!」「あの人、動きがヤバィ」とかなにかしらの感想って出てくるじゃない?

無意識にいろんな人を見るだけでも、「こんなに世のなかには人がいるんだ」って頭に叩き込まれていくと思う。その考えが頭に入ったら、「なんだ、何したって恥ずかしくないじゃん。好きなように生きていいんだ」ってわかるはずだから。

アレン様

<第6回に続く>

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アレン

大物マダムタレント。生きる幻。 2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。 日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリーマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。 この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。本人曰く、ゆくゆくは当連載を書籍化したいと目論んでいる。