肌を劣化させる「老ける習慣」とは? 石田ゆり子の“美の師匠”が教える、50歳からのセルフケア

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PR 公開日:2024/8/24

50歳からのやめる美容
50歳からのやめる美容 はじめる美容』(山田祥子/Gakken)

 50代に入り、美容や健康について若い頃と同じとはいかず、「年だから仕方ない」と諦めている人が少なくないのではないでしょうか。「私は年だからとは決して思いません」と語るのは、多くの芸能人のエステティシャンとして活躍するサロン・ド・メリッサ代表の山田祥子さん。女優の石田ゆり子さんも著書『C’est joliここちいい毎日』で「健康と美容の師匠」というほど、信頼を寄せる人物。

 そんな山田さんが長年の経験から導き出した、年齢を重ねた女性の健康美に欠かせない「セルフケア」や「栄養の摂り方」。その全貌を惜しげもなく1冊にまとめたのが『50歳からのやめる美容 はじめる美容』(山田祥子/Gakken)です。

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 本書では、多くの人が「よかれ」と思ってしている習慣が老化を加速させてしまっていることから、「やめる」と「はじめる」をテーマに、健康美へ導く美容法を多数掲載しています。

50歳からのやめる美容はじめる美容
モデルの黒田知永子さんも、山田さんを信頼してサロンに通う一人。約15年前に山田さんからアドバイスされ、スキンケアや食事を全面的に見直し。コツコツ続けた結果、健康的な美しさを誇っているのです。

健康美のために何をやめて、何を始めるべき?

 本書にたくさん掲載されている「やめる美容」と「はじめる美容」。その中の一部を少しだけご紹介します。

肌を劣化させる雑なクレンジング

「ここのシミが、あそこのシワが」と顔の特定の1カ所にフォーカスして特別な治療やケアをする前に、まずは肌の土台をよくするために必要な栄養素を摂ったり、50代にふさわしいスキンケアをしたりすることで、「健康美」をめざしたいというのが山田さん流。

 特にやり方次第で、シワを深くしたり、シミを増やしたりしかねない「クレンジング」を、重要視しているそう。

スキンケアの最強道具「指センサー」を使おう

「指センサー」の方法は、クレンジング中やスキンケアをする前などの素肌に、中指と薬指の指の腹をそっとすべらせます。このときに感じる肌からの情報、メッセージを感じ取ってください。(中略)毎日のスキンケアの際に、この指センサーを行うと、わずかな肌の変化をキャッチできるようになり、その日に必要なケアのヒントが得られて、トラブルが深刻化するのを未然に防ぐことができます。

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例えば、眉間の三角ゾーンは皮脂腺の働きが活発で角質肥厚しやすい場所。触った時にゴワついているようなら角質ケアをする、といった方法で、老化の兆候をキャッチし、ケアをしていきます。

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「指センサークレンジング」のハウツーも。皮膚の調子をチェックしながら、しっかり汚れを落としていきます。

足腰の痛み、衰えを年齢のせいにするのもやめたい習慣

 平坦な道で転びやすくなったり、疲れた時に足がつったりするトラブルは、50代以降の女性には頻繁に起こりがち。しかし、足の痛みや関節の動きの悪さを「年のせい」と諦めるのは違う、と山田さん。

骨や関節に異常がない限り、骨と骨を連結させる筋肉や腱のほか、滑膜(かつまく)など結合組織の伸張性の低下や硬化が大きな原因で、それを招くのは運動不足です。(中略)運動習慣がある人とない人では、年齢を重ねるほど大きな差が生まれます。関節の可動域が広がれば瞬時に転倒を避けられ、ケガのリスクも関節の痛みも大幅に減らすことができます。

自分の足裏(靴底)や脚の状態をしっかり観察してからケア

 足裏に問題があるのか、歩き方が良くないのか、原因を見極めるチェック法を掲載。その上で、お風呂でできるストレッチや、マッサージの方法も紹介しています。

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「湯船の側面に足をつけて押す」(画像下)など、運動習慣がなくても簡単にできそうなストレッチを掲載。

 本記事でご紹介した内容のほかにも、例えば「太る&やせ老けともに腸内環境の悪化は天敵(やめる美容)」「油を抜くのではなく選んでとる(はじめる美容)」など、さまざまなノウハウが満載。山田さんが「地味なケアをコツコツが大切」とおっしゃる通り、50歳からの健康美は、日々の積み重ねで築かれていくもの。少しずつでも取り入れるきっかけとして、本書を参考にしてみてはいかがでしょうか?

文=三浦 小枝

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