コワモテ公爵がウブな聖女に翻弄されまくる!? 不器用同士のかわいすぎるラブコメ

マンガ

PR 公開日:2024/9/18

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです"
もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです』(ぶたばら:作画、晴日青:原作/スターツ出版)

 小説投稿サイト・ベリーズカフェの大人気ラブコメ小説がファン待望のコミカライズ。『もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです』(ぶたばら:作画、晴日青:原作/スターツ出版)は、出会った瞬間即求婚という超急展開からはじまる物語だ。

advertisement

本作品を試し読み

 本作の主人公は、家族に恵まれなかった名無しの少女。その身に宿る魔力を、金儲けの道具にされて生きてきた。さらには、少女の持つ魔力の噂を聞きつけた隣国・セニルース王国の人間がやってきて、わずか8歳で「聖女」という肩書きで売り飛ばされてしまう…。

 売られた先では、王女・ラベーラの「親友」として、自身の能力をまるでラベーラが使っているように振る舞うことに。あらゆる人から都合良く利用されながらも献身的に生きてきたというのに、その努力が報われることはなかった。

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

 ある日、ラベーラから「聖獣を召喚してほしい」とお願いされた主人公。だが、主人公の祈りに応えてやって来たのは、禍々しい雰囲気で現れた魔獣のような生き物だった。その結果、主人公は「魔女」として投獄され、「煤の森」と呼ばれる場所に追放されてしまう。まるでジェットコースターのような勢いで酷い目に遭う展開に、思わず胸が痛くなる。主人公の魔力を散々搾取し続けてきたくせに、こんなにも簡単に切り捨てるとは…。

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

 煤の森に捨てられるも、呼び出した魔獣によって助けられた主人公。誰にも迷惑をかけず、1人と一匹のもふもふと力を合わせながら平穏に暮らしていたというのに、主人公を討伐するために大勢の騎士たちが訪れる。突然斬り捨てられそうになったそのとき――1人の騎士が主人公を守り、そして「私と結婚してほしい」と求婚してきて!?

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

 初対面で主人公に求婚したのは、リンデン王国の公爵で騎士団長であるグランツ。名前がないという主人公を、自身が信仰する女神の名前「シエル」と呼ぶことに。初めて名前をもらえたとはいえ、悪意ばかりに晒されて生きてきたシエルは、突然の求婚に警戒し、「よく知らない人の求婚には応えられない」と断ることを選ぶ。だが、グランツの想いはそう簡単に諦められるものではないようで――。

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

 グランツは「私を好きになってくれるまでいつまでも待とう」と言って、シエルへの愛を諦めないことを宣言する。一体彼のどんな想いがそこまで言わせるのか… 恋のはじまりに思わず胸が高鳴ってしまう。

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

 シエルに少しでも幸せな生活を送ってもらうべく、日々煤の森へ通いつめ、服を送ったり家の修繕をしたりするグランツ。シエルへの想いを伝えるボキャブラリーの少なさを自覚しており、「世の中の男たちはどうやって自分の想いを伝えているんだ」と頭を悩ませるほどだった。不器用ながらも真っ直ぐに気持ちを伝えるグランツに対し、シエルが少しずつ心を開きはじめるのもたまらない。

 愛を知らないヒロインと愛に不器用なヒーローのやりとりがかわいすぎて、思わずいつまでも見守っていたい気持ちになる。だが、ふたりの日常には、どうやらほの暗い足音が迫っているようで――。

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

 赤ちゃん魔獣も増え、さらにもふもふ度を増していく本作。出会った瞬間即求婚という超急展開からはじまった物語は、一体どのような未来を迎えるのだろうか。不遇だったヒロインと不器用なヒーローの恋の行方から、これからも目が離せない。

文=ネゴト / 押入れの人

あわせて読みたい