“戦隊俳優バディ”の実写化も話題! BLコメディー×リーガルサスペンス『毒恋 ~毒もすぎれば恋となる~』コミカライズ発売

マンガ

公開日:2024/9/17

毒恋
毒恋 ~毒もすぎれば恋となる~』(原作:牧野圭祐(角川文庫『毒恋 ~毒もすぎれば恋となる~』、漫画:たなたきと、構成:戸真伊まい/白泉社)

 俺のこといいように使ってみない? お兄さん――。エリート弁護士と天才詐欺師タッグが繰り広げるリーガルサスペンス×ボーイズラブコメディー小説『毒恋 ~毒もすぎれば恋となる~』のコミカライズ版が、2024年9月5日(木)に発売された。実写ドラマの放送を目前に控えていることもあり、同作に大きな注目が集まっている。

 『毒恋 ~毒もすぎれば恋となる~』の原作を手掛けた牧野圭祐といえば、2018年版「このライトノベルがすごい!」の文庫部門で4位に輝いた『月とライカと吸血姫』の作者として知られる人物。また脚本家としての顔も持ち、これまでに「HiGH&LOW season2」や「黒書院の六兵衛」といった作品を手掛けてきた。

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 ほかにも音楽家やゲームシナリオライターといったマルチな場で活躍する牧野。そんな彼が2024年にKADOKAWAより発表した同名小説をマンガ化したのが、『毒恋 ~毒もすぎれば恋となる~』だ。

 完璧な仕事ぶりから“勝率99%の仕事人”と称されるエリート弁護士・志波令真は、ある日コネクション作りのために訪れた人身売買の闇オークションで年下の詐欺師・ハルトと出会う。そこで半ば強引にハルトの手品に付き合わされた令真は、散々な目に遭ったとボヤきつつも彼のことを忘れられずにいた。その後自宅マンションへ戻ると、なぜかハルトの姿が。

 まさかの事態に困惑する令真だったが、さらにシャワー中の写真を撮られてしまい「ネットでばらまいたら需要あるかも」と脅迫されてしまう。そしてハルトから「アンタに興味があるんだ」「俺のこといいように使ってみない?」と打診され、共同生活がスタートするのだった――。

 その後令真はハルトの他人になりすます才能を買う形で、秘密のパートナーとして弁護士の仕事を手伝ってもらうことに。しかし、自由奔放で大胆なハルトに振り回されることのほうが多く、まるで毒に蝕まれるかのごとく身も心も侵食されてしまう。そんな二人の関係性が深まっていくボーイズラブ展開はもちろんのこと、彼らがタッグを組んで事件を解決していくリーガルサスペンス要素も同作の読みどころとなっている。

 そして2024年9月17日からは、実写ドラマも放送が開始した。基本設定は原作ベースとなっているので、同時展開されている小説やコミカライズと併せて楽しむのがオススメだ。ちなみに令真役を務めるのは、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」の宵町透真(ルパンブルー)役や「鎌倉殿の13人」の平維盛役などを演じてきた濱正悟。

 対するハルト役には、「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のカナロ(リュウソウゴールド)役や「下剋上球児」の投手・根室知廣役で注目を集めた兵頭功海が抜擢された。奇しくも戦隊シリーズ出身の2人がバディを組むこととなったが、同作ではどんな巨悪と立ち向かっていくのだろうか?

 ボーイズラブ作品としても、リーガルサスペンスとしても楽しめる『毒恋 ~毒もすぎれば恋となる~』。ドラマ版を予習する意味でも、ぜひコミカライズを手にとってみてほしい。

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