石井ゆかりの2025年「本」占い! 2025年の星の動きを「本」で表現すると?【インタビュー】
PR 更新日:2024/11/26
星占いの記事やエッセイなどを執筆し、優しく包み込むような文章で世代を超えて人気を集めている石井ゆかりさん。今年も『星栞 2025年の星占い』と『星ダイアリー2025』(ともに幻冬舎コミックス)が発売されました。そこで、2025年はどのような年になるのかを、12星座別に「本」で占っていただきました。
牡羊座:「大長編の翻訳小説」
「鈍器本」と言われるような分厚い翻訳小説に、三日坊主覚悟で挑戦してみたい。もし途中で挫折しても、2026年2月に再開できる。そして3年、あるいはもっと時間をかけて攻略し、本当に「自分のもの」にできる。
牡牛座:「心温まる家族の物語」
ほっこりじんわり、心温まるホームドラマが響きそう。特に、過去数年「自立」「新しい生き方」「自由な生き方」を模索してきた人ほど、今まであえて切り離してきたものを「取り戻す」ことに向かいたくなるかも。
双子座:「SF小説」
元々旅好きな双子座の人々だが、2025年からの旅は一回りも二回りもスケールが大きくなる。地球上での旅ではもはや、飽き足らないかも。物理的な距離にとどまらず、時間まで超えて雄大な精神の旅に出られる年。
蟹座:「闘いにまつわる本」
2025年の蟹座は「勝負」から始まる。年明け早々、何らかのチャレンジ、闘争に打ち込むことになりそう。自分の力を試すために果敢に挑める。ゆえに、五輪書、孫子など、兵法などの闘い方を学ぶ本を、今の自分に引きつけられれば、どんどん吸収できる。
獅子座:「友人知己のオススメ本」
2024年に輪をかけて、交友関係がさらに大きく広がる年。信頼できる人や大好きな人に「オススメ本」を訊き、素直に読む。学べるだけでなく、その人と共有できる話題が増えるし、一石二鳥。仲良しな人と同じ時期に同じ本を読むのも面白そう。本を通して人との新しい共感が生まれる。
乙女座:「いったん俗世を離れる本」
日常生活も仕事も「定石」と「常識」であふれかえっている。「普通はこうするもの」という価値観に縛られた頭を解放してくれる、『森の生活(ウォールデン)』(ソロー)のような本を読みたい。公私ともに完全に自由な発想が求められる。生き方を変え始める年。
天秤座:「“長く続く関係”がテーマの本」
たとえば『夫婦善哉』(織田作之助)、『コレラの時代の愛』(ガブリエル・ガルシア=マルケス)、『人間の絆』(サマセット・モーム)など、恋愛や夫婦とは関係なくてもいいのだが、お互いにいろいろある人間同士が「どうやって長く付き合っていくのか」をテーマにした本がピンとくるかも。ここからかなり長い時間をかけて、重要な関係が紡がれていく。
蠍座:「手芸・クラフト本やエクササイズ本」
「訓練して上手になる」ようなことが楽しめる年。編み物やキルトなど、時間をかける大作を作り始める人も。既に知識が充分ある昔の趣味に再挑戦する時でも、新しい本に触れると、新しい技術、新しいアイデアに出会えて刺激をもらえるかも。
射手座:「図鑑・○○大全・全集など」
多くの知識をガツンとまとめたものに惹かれる年。好きなジャンル、詳しい分野でも、まだまだ知らないことがある。碩学たちが心血を注いだ、心底マニアックなものに触れ、自分の中に隠れていた才能と情熱が解き放たれる。
山羊座:「型破りな人生を送った人々の一代記」
人格者や成功者ではなく「破れかぶれの大暴れ」的な人生を描いた本がピンとくるかも。基本的には真面目で現実的な山羊座の人々だが、内面には荒ぶるエネルギーが渦巻いている。内なる「危険な自分」にアクセスしたい年。
水瓶座:「ゴージャスな写真集、欲望を刺激する本」
ファッションやインテリア、ジュエリー、高級車や時計など、美しくて高価なものを被写体とした本が心に響くかも。特に、過去数年間「緊縮財政」でやってきた人は、そろそろ内なる美意識、審美眼を解き放ちたくなるはず。
魚座:「児童文学、絵本」
これまでどこか背伸びをして生きてきた人も多いはず。2025年から2026年は、無理な背伸びやプレッシャーから解放される時間となりそう。児童文学や絵本を手に取り「上へ上へ」の意識を一旦緩めることで、本当に目指すべき場所への道が見えてくる。
写真=高橋琢磨(studio Roop) イラスト=熊谷奈保子