「TAIWAN MOVIE WEEK」開催決定! 話題の俳優・曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)のトークショーや、人気映画・ドラマ11作品の上映も
公開日:2024/9/25
■上映作品紹介
『夏日的檸檬草』(2024年)
監督:ライ・モンジエ
出演:ツァオ・ヨウニン(曹佑寧)、ムーン・リー(李沐)、SHOU(婁峻碩)
シャオシャと幼なじみのヨーズは学校で一目置かれるカップル。しかしシャオシャは彼女の心が転校生のチェンイーに奪われていることを知っていた。成績優秀で才能に溢れケンカも強いチェンイーだが、実はシャオシャにある秘密を隠しており、一方で幼い頃からシャオシャのそばにいたポメロは、愛する彼に近づこうとする者を厳しく監視していた。
『青春弑恋』(2021年)
監督・脚本:ホー・ウィディン
出演:リン・ボーホン(林柏宏)、ムーン・リー(李沐)
オタクの大学生ミンリャンは、エロティックなライブ配信を行なうモニカに恋をしている。好奇心旺盛な女子高生キキは、コスプレヤーに扮してミンリャンを振り向かせたい。長い航海を終えて帰国した若い料理人シャオジャンは、カフェ店員のユーファンと付き合いたいと思っている。ユーファンは精神的な慰めを見つけようと舞台演劇に没頭する中で、新人女優のモニカと親密になっていく。モニカの消し去りたい過去をミンリャンは気にも留めないが、モニカはミンリャンのことを知らない。リアルとバーチャルが交差する都市で、愛、欲望、犯罪に囚われた6人が奏でる、Z 世代の台北夜想曲 (ノクターン)。悪夢のような惨劇、誰も逃げられない。
『僕と幽霊が家族になった件』(2023年)
監督:チェン・ウェイハオ
出演:シュー・グァンハン(許光漢)、リン・ボーホン(林柏宏)、ワン・ジン(王浄)
うだつの上がらないノンケの警察官ウー・ミンハンは、捜査中に祝儀袋を拾ったために、若くしてひき逃げ事故で亡くなったゲイの青年マオ・バンユーと死後結婚させられることに。マオ・バンユーの存在に悩まされつつも、ある事件の解決に向けて奔走するウー・ミンハン。やがてマオ・バンユーの助けを得て事件は解決に向かうと思われたが、そこには驚くべき事実があった――。台湾や東アジアに古くから伝わる風習「冥婚(めいこん)」を題材に描いたコメディ。
『オールド・フォックス 11歳の選択』(2023年)
監督:シャオ・ヤーチュエン
出演:バイ・ルンイン(白潤音)、リウ・グアンティン(劉冠廷)、門脇麦
台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“老獪なキツネ”と呼ばれる地主のシャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにしてリャオジエの心は揺らぎ始める。図らずも人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは……。2025「アカデミー賞」台湾代表作品。
『青春の反抗』(2023年)
監督・脚本:スー・イーシュエン
出演:リー・リンウェイ(李玲葦)、イェ・シャオフェイ(葉暁霏)、ロイ・チャン(張洛偍)
大学の黙従文化に不満を募らせた芸術学科生のチーウェイは、表現の自由のためにストライキに参加する。そして学生運動のリーダーであるクァンの恋人、チンに徐々に惹かれていく。白熱する抗議行動は内に秘めた個々の欲望も燃え上がらせ、チーウェイとチンの熱も高まっていた。しかしクァンもまたチーウェイに興味を示すようになっていき、3人の関係は複雑に絡まっていく。愛すれば愛するほど傷つき、心にダメージを負う。やがてチーウェイは、創作の自由と同じように、内なる欲望と自身の感情は制約を受けるものではないと気づく。若者たちは自由のため、自分のために闘い続ける――。
『First Note of Love ~美しい恋の奏で』(2024年)
監督:リエン・ジエンホン
出演:チャールズ・トゥ(涂善存)、マイケル・チャン(張豊豪)、リウ・ミンティン(劉泯廷)、ジェーム・カサマ
シャオハイは大学2年生。人付き合いは苦手だが、自作の音楽をネットに公開し、天才少年と注目を集めている。プロデューサーからの提案で打合せに行くが、居酒屋で出会った冴えない男と再会する。そしてプロデューサーからその男がニールだと言われる。幼い頃から憧れていたユニットMagnetのニールへの楽曲提供できると聞き、内心喜ぶシャオハイ。だがニールの態度は違う。ニールはシャオハイを小僧扱いし、相手にしようともしなかった。拗ねたシャオハイもニールを「旬の過ぎた歌手」だといい、打合せは即に決裂する。実はニールは、かつて兄とワールドツアーを組む程のアーティストだったが、不慮の事故で支えとなっていた兄を亡くして以来、ステージで演奏が出来なくなっていたのだった。しかしシャオハイの「旬の過ぎた歌手」という言葉が頭らから離れないニールは、シャオハイのバイト先の店へと向かう。そして、いつの間にステージ上で演奏をしているニールと、そんなニールを見つめるシャオハイ。二人の間で曖昧な気流が流れる……。
『正港署』(2024年)
監督・脚本:チェン・ウェイハオ、イン・チェンハオ
出演:シュー・グァンハン(許光漢)、ワン・ジン(王浄)、マー・ニェンシェン(馬念先)
時に言葉は命取り――。現場に言葉遊びの手がかりを残す連続殺人事件が発生した。正港署新任のキャップとお調子者の刑事は、殺人鬼が提示する危険なパズルを解こうと奔走する。正港署刑事たちの爆笑捜査を描くクライムコメディ。台湾の大ヒットアクションコメディ『僕と幽霊が家族になった件』のスピンオフドラマ。
『Be with me/一緒にいて』(2023年)
監督:ホァン・ウェンイン
出演:アリエル・リン(林依晨)、ヴィック・チョウ(周渝民)、イーサン・ルアン(阮経天)、ジョセフ・チャン(張孝全)
映画のアートディレクターであるフェイは、病気の父親の看病のため、映画制作の途中で故郷に戻らなければならなかった。そして改築中の古い台北の家を離れ、家族とともに故郷の嘉義に戻る。父親とともに故郷に戻ったこの期間、フェイは祖父の人生の足跡をくまなく踏みしめ、祖父の信念と遺産を思い出し、人生を立て直すために自らの力を取り戻す。名匠ホウ・シャオシェン製作。
『ガッデム阿修羅』(2022年)
監督:ロウ・イーアン
出演:ホアン・シェンチョウ(黃聖球)、モー・ズーイー(莫子儀)、ホアン・ペイジア(黃姵嘉)、パン・ガンダー(潘綱大)、ワン・ユーシュエン(王渝萱)、ライ・ハオジャ(賴澔哲)
18歳のジャン・ウェンが改造銃で乱射事件を起こした。その動機について周囲の誰も見当がつかない。現場に居合わせた記者のメイ・ジュンズは事件の真相を突き止めるべく動き出す。ジャン・ウェンと共に漫画を創作していた親友アーシン、メイが取材していた老朽化アパートの住人リン・ジャーリン、彼女とオンラインゲームでつながる市役所のフー・ジーセン、彼と結婚を控えながらも広告会社で残業続きのビータ。人生の悩みや不満を抱える 6 人の運命が交錯する……。
『青春18×2 君へと続く道』(2024年)
監督:藤井道人
出演:シュー・グァンハン(許光漢)、清原果耶
始まりは18年前の台湾。カラオケ店でバイトする高校生ジミーは、日本から来たバックパッカーのアミと出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する。時が経ち現在。人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取る。初恋の記憶がよみがえり、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意するジミー。東京から鎌倉・長野・新潟・そしてアミの故郷である福島へと向かう。鈍行列車に揺られ、一期一会の出会いを繰り返しながら、ジミーはアミとのひと夏の日々に想いを馳せる。たどり着いた先で、ジミーが知った18年前のアミの本当の想いとは――。
『流麻溝十五号』(2022年)
監督:ゼロ・チョウ
出演:ユー・ペイチェン(余佩真)、リエン・ユーハン(連俞涵)、シュー・リーウェン(徐麗雯)
1953年、自由を口にするものは政治犯としてすぐに捕まる時代。政治的弾圧が続く中、罪を課せられた者は思想改造および教育・更生のため緑島に収監されていた。連行された者たちは、名前ではなく番号に置き換えられ、囚人として「新生訓導處」に監禁、重労働を課せられる日々を余儀なくされた。純粋な心を持つ、絵を描くことが好きな高校生ユー・シンホェイ、ひとりの子どもが生まれて間もなく投獄された正義感の強い看護師イェン・シュェイシア、妹を拷問から守るため自首して囚人となったダンサーのチェンピン。次々と迫る不条理に対しても思考は止めず台湾語、北京語、日本語などあらゆる言語を駆使しながら一日一日を生き延びようと過ごす人々。時の為政者は何をしてきたのか、考えることは罪なのか。これまで閉ざされていた歴史に、また一つ光が射す。