結婚した夫は冷たい御曹司…かと思いきや、大人の余裕と魅力にあふれたスパダリだった!?『生憎だが、君を手放すつもりはない』

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PR 公開日:2024/10/8

生憎だが、君を手放すつもりはない"
生憎だが、君を手放すつもりはない~冷徹御曹司の激愛が溢れたら~』(孝野とりこ:作画、伊月ジュイ:原作/スターツ出版)

 一見クールで冷酷な男性が、愛した女性だけに見せる優しくて甘い一面。いわゆるギャップ萌えにキュンとする女性も多い。そんなときめきを心行くまでたっぷり楽しめる作品、それが『生憎だが、君を手放すつもりはない~冷徹御曹司の激愛が溢れたら~』(孝野とりこ:作画、伊月ジュイ:原作/スターツ出版)である。

生憎だが、君を手放すつもりはない

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 物語の主人公・美夕は業界最大手企業の一族・花柳家の一人娘。そんな彼女が18歳になったある日、父から旧財閥家・北菱(ほくりょう)家へと嫁ぐよう言い渡された。

 北菱家の跡継ぎ・慶は、幼少期の彼女が一目惚れをした相手。10歳の歳の差も気にせず心ときめかせる美夕だったが、10年ぶりに再会した慶にひどく冷ややかな態度を取られ、大きなショックを受けてしまう。

生憎だが、君を手放すつもりはない

 さらにその直後、実父が巨額の横領疑惑で逮捕され、美夕は大混乱。慶はそんな妻を支えるものの、美夕は彼の振る舞いに対し「父親への義理で自分と婚姻関係を続けているだけ」と思うようになってしまう。その結果、慶に促された通り、自身の精神的自立を誓う美夕。同時に「自分が一人前になれたら離婚して欲しい」と彼に告げるのだった。

生憎だが、君を手放すつもりはない

 そこから6年後。無事夢だった出版社への就職を叶え、美夕は順風満帆な社会人生活を歩み始めていた。経済的な生活基盤もでき、彼女は昔の約束を果たすべく慶に離婚届を突きつける。

 しかし断固として「離婚はしない」とそれを拒否する慶。それどころか6年越しに、彼は夫婦として改めて共に美夕と暮らしたいという。予想外の彼の挙動に困惑しつつも、美夕はそれを受け入れていく…というストーリーだ。

生憎だが、君を手放すつもりはない

 物語の最たる見どころは、やはり「大人の男」としての魅力に溢れた慶の存在だろう。確かにやや言葉足らずで不愛想な一面もあり、美夕にとって彼の振る舞いは心を傷つけるものだったかもしれない。だが、まだ18歳になったばかりの彼女に手を出さず、それどころか危険からちゃんと遠ざけて守ってくれる。彼の毅然とした大人としての態度に、同じく大人な女性であれば、その信頼度は爆上がり間違いなしだ。

生憎だが、君を手放すつもりはない

 晴れて美夕が同じ大人の立場になってからは、容赦なく自分の好意や愛をストレートに伝え、時に「スパダリ」っぷりも遺憾なく発揮! そんな慶に思わずときめいてしまうのは美夕だけでなく、物語を追っている読者も同じなのかも。

 6年の時を経て、ようやく始まったふたりの夫婦生活。美夕が思っていた以上に彼女のことを大事に思い、妻としてきちんと愛していた様子の慶にとっては、まさに待望の時間。最初こそクールで冷ややかだった彼の態度は、どんどん美夕を深く激しく愛していくようになり…!?

生憎だが、君を手放すつもりはない

生憎だが、君を手放すつもりはない

 心がほんわかするようなトキメキ感とは少し違う、時に危なげな雰囲気も感じさせる強烈なドキドキ感。体裁上は夫婦でありながらも、出会ったばかりのように熱く激しく燃え上がるふたりの「大人の恋愛」は、これからどうなっていくのか。そう思いながらついついページをめくってしまう人も、きっと多いに違いない。

文=ネゴト / 曽我美なつめ

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