「ドッペルゲンガー以外ありえない」走り去った友人を問いただすも食い違う話【漫画家インタビュー】
公開日:2024/10/22
あなたの周りでドッペルゲンガーに会った人はいるだろうか? ドッペルゲンガーは自分とそっくりな姿をした“分身”で、古くから死の前兆として恐れられてきた。SNSで話題になった『友達のドッペルゲンガー』は、イラストレーターのちょん。さんが、友人の身に降りかかった恐怖体験をもとに描いたホラー漫画だ。
他校の友人・ゆうは、夏休みに彼氏と海へ。その帰り道に、事件か事故の現場を目撃するが、特に気にとめることはなかった。夏休みが終わり、友人と久しぶりに再会したゆう。すると霊感の強い友人・あおから、女の子が憑いていると指摘される。第13話と第14話では、偶然見かけたゆうに声をかけるが、彼女はなぜか無視して走り去ってしまう。その態度に腹を立てて、メールで問いただすが――。
漫画にすることで「すごい体験」と実感
――ちょん。さんと友達が実際に体験された内容を漫画化されていますが、友達から漫画を読んだ感想はありましたか?
友達がアカウントをフォローしてくれているので、毎回アップされるたびに「読んでるよ!」と感想をもらいました。「客観的にみると、すごい体験だよね!」と当時を思い出し、「大変だったねぇ」と懐かしい話に花を咲かせました。
――お友達の感想を受けて、どう思いましたか?
とても懐かしい気持ちになりました! エモいっていうんですか(笑)? 怖い経験でしたが、私たちにとっては忘れられない青春の思い出の一つです。恐怖体験をしたのは、私たちが多感な時期だったということも関係していたと思います。あれだけ見えていた私たちですが、今は一切見えません。
――友人に連絡する方法がガラケーで思わず懐かしくなりました。SNSやブログでは「平成あるある」をテーマにした漫画でガラケーについて描かれていました。どういった反響があったのか教えてください。
とても盛り上がりました!! アンテナや着メロなど、今では聞かない単語がたくさんコメント欄に並んで懐かしい気持ちになりました! フォロワーのみなさんと、青春期の平成にタイムスリップしたような気持ちになってうれしかったです。