ァンタが何してようが世界は回る。だからやりたい放題おやんなさい?/アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。⑥

小説・エッセイ

公開日:2024/10/8

アレン様

誰がどうなろうと、世界は普通に回っていくから。「私なんかがいなくてもこの世界は回っていくから死のう」ってネガティブにとらえるんじゃなくて、ァンタが生きててもぁの世にィッても世界は回るんだったら、ァンタも図々しく堂々と生きなさいョッ。

お前は何を求めてるのカフォーラ? どんどんブチギレァゲなさい!

ご機嫌よゥ、アレンでござぃます……。
皆様いかがウォ過ごしでしょウッークァー。

以前の連載でも、「相手にブチギレても嫌なところは言え!」って言ったじゃない? その件について人間関係に悩むクリマンたちから激しく共感を受けたから、今回はもうちょっと踏み込もうと思うザマス。

私はね、人間関係でブチギレァゲることって、大事だと思うの。なぜなら、怒ることは、その人に気づきを与える行為でもあるから、相手とよい関係を築きたいなら、むしろその場で言ってあげるべき。対面で怒られる体験って、大人になるとほとんどなくなるじゃない? だから、「あぁ、ここが地雷なんだな」って記憶に刻み込まれるから、ほとんど同じことは繰り返さなくなるはず。

むしろ問題は誰かに怒ることじゃなくて、イラっときても我慢しちゃって、自分でこらえて、ストレスを抱えてしまう人があまりに多いこと! たまに職場の関係で悩んで自ら死を選ぶ人もいらっしゃるでしょ。でも、ヮタクシはいつも思うの。「死ぬぐらいなら、相手をブチ殺すくらいの気持ちで生きていいのよ!」って。

パートナーやお子さん、親、上司など、自分と関係が深い相手ほど、言いづらいことも増えていくものだと思う。でも、もし、提案して改善してくれないなら、距離を取ることを考えたほうがいいわよネッ…。

直接何回も伝えたのに、直してくれない。むしろ、反論してくる。そんな人と関係性を続けても、意味がない。ブチギレは、その人と縁を切るか切らないかの大きなターニングポイントでもあるの。そのターニングポイントが早く分かれば分かるほどに、人生の時間を無駄にしなくて済むはずだから、どんどんブチギレなさい?

ただ、大事なのは、言いたいように言って謝ってもらったら、その場で一区切りしていくこと。「謝ってくれたから大丈夫。こっちもいろいろ言っちゃってごめんネ」で終わりにする。それが、相手との関係を築いていく上で一番大事なことだと思うの。謝ってもらったのに、根に持ち続けるのはダメ! 「謝ったのにいまだに根に持ってるって、お前を何求めてるの? なに、MONEYが欲しいの?」っておかしな方向に関係がこじれてくるから。

思いやり優先で他人の人生を生きるなんて、ありえないんだ㌔?

ヮタクシが自分のポリシーにしているのは、人間関係は自分優先でいいってこと。人間関係では自分が常に優位に立つべきなの。どちらかが遠慮をして自分が優位に立つことを諦めちゃうと、筋の通った話し合いや提案すらもできなくなっちゃうから。

日本人は「思いやりが大事」って意識が強いから、自己主張するのは罪みたいな雰囲気があるわよね。でもね、思うの。自分が相手ばかりを尊重してたら、全部相手に合わせることになっちゃう。それって、もはや自分の人生じゃなくて、他人の人生よね。本当に楽しい? だったら、もっと主張したほうがよくない?

たとえば、友達とごはんに行ったとき、自分は洋食が食べたくて、友達が和食を食べたいとき。そこで自分が優位に立たなかったら、「じゃあ、和食に行こうか」と本来自分がやりたかったこととは真逆の行動をとるわけだよね。でも、やりたいことがあるのにやらないのは、時間とお金を使って満足度が下がった状態で人生を生きるのと同じよね。それって、最悪人生!

だったら、「ヮタクシは洋食がいいけど、ァンタは和食がいいのよね。だったら、この店はどっちのメニューもあるから、ここにしない?」って提案すればいいじゃない。どうしても友達が譲れないなら「じゃあ自分が会計を8割出すからどうしても和食がいい」って提案してくれるかもしれない。もしくは「今回は洋食にするから、次回は和食ね!」って自分の言い分が通る可能性もある。ちゃんと話し合いをした方が、確実に納得感は高いはずよ。

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アレン

大物マダムタレント。生きる幻。 2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。 日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリーマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。 この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。本人曰く、ゆくゆくは当連載を書籍化したいと目論んでいる。