『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』著者の最新作がコミカライズ! 今回は兄が「女子」に、妹は「男子」に!?

マンガ

公開日:2024/10/29

私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない"
私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない』1巻(原作:伏見つかさ、キャラクターデザイン:かんざきひろ、漫画:じゃこ/白泉社)

 原作・伏見つかさ、イラスト・かんざきひろの黄金タッグが手掛けるドタバタラブコメ『私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない』(白泉社)。同作のコミカライズ第1巻が、2024年10月29日(火)にリリースされた。

 原作者の伏見氏といえば、テレビアニメ化も果たした名作ライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『エロマンガ先生』などを代表作に持つヒットメーカー。両作共にイラストをかんざき氏が担当しており、そして今作でもタッグを組むこととなった。

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『私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない』は、過去作と同様に兄妹をテーマにした作品。2024年1月に原作ライトノベルがリリースされ、同年3月より『ヤングアニマル』でコミカライズ版の連載がスタートした。コミカライズを手掛けるのは、『ATRI -My Dear Moments-』のコミカライズなどを担当する新進気鋭の漫画家・じゃこ氏。

 容姿端麗で学業優秀、スポーツ万能かつ裕福な家庭に生まれた主人公の八隅千秋には、とある悩みがあった。それは、なぜかまったくモテないこと。そのため生まれてから一度も恋愛をしたことがなかったのだが、高校生活では必ず女子にチヤホヤされる日々を送ろうと誓っていた。しかし翌朝、千秋にとんでもない変化が訪れる。ないはずのモノがあり、あったはずのモノがない。そう、千秋は女子になっていたのだ。さらに妹の楓は男子の身体になっていて――。

 まさかの性転換を果たした2人。しかし千秋は、むしろ美少女になったことを喜んでおり、女子として「誰も体験したことがないとんでもない初恋をしてやるぞ!」と意気込む。一方の楓は男性ならではの生理現象に悩まされつつ、女子化した兄をサポートする。

 ややピンクな描写も多い同作だが、根底にあるテーマは兄弟愛。千秋と楓は二卵性の双子だが、仲はあまり良くなかった。千秋はフラットに接しているものの、楓は兄のことを「八隅くん」と呼ぶなど距離を感じる。

 ちなみに性転換を引き起こしたのは、2人の姉で自称・超マッドサイエンティストの夕子。その目的は、「性別逆にしてやったら仲良くできるかなって」というものだった。実に突拍子もない動機ではあるが、実際に支え合う必要が生じたせいか、千秋と楓の距離は次第に縮まっていく。

 過去作の例に則れば、2人が兄妹の枠を越えた関係になる可能性は高い。それがタイトルの“恥ずかしすぎて誰にも言えない初恋”なのか、それとも別の結末が待っているのか……。今後の展開も目が離せない。

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