『春の嵐とモンスター』作者・ミユキ蜜蜂の初となるBL作品にも注目!イチャラブ好き必見の濃密なラブストーリー3作が同日リリース
公開日:2024/10/20
2018年度と2019年度の「白泉社電子書籍大賞」最優秀賞を連続受賞したラブコメディ『なまいきざかり。』などで知られる漫画家のミユキ蜜蜂。彼女が現在手掛けている3つの作品の最新コミックスが、2024年10月18日(金)にリリースされた。
ラインナップは『春の嵐とモンスター』第6巻、『野良猫と狼』第5巻、『営業ですから』第1巻となっており、いずれも異なるテーマを設定しつつも、ミユキ蜜蜂らしい“イチャラブ”が楽しめる作品だ。
『春の嵐とモンスター』のヒロイン・春野嵐子(はるの らんこ)は、できるだけ他人と関わらず空気のように生きていたい高校一年生。ある日、母親の再婚によって天峰栢(あまみね かや)という義弟ができるのだが、彼は街中で人を投げ飛ばすようなモンスター中学生だった。
正反対の性格で相性も最悪のように見える二人。しかし、形は違うもののお互い「人間不信」という共通項を持っている。実を言うと栢には親戚中をたらい回しにされた過去があり、痛みや哀しみといった感情を暴力や性愛という形でしか表現できなくなっていた。そんな義弟の孤独に嵐子が触れたことで、特別な感情が芽生えていく。
山あり谷ありの物語を紡いでいく嵐子と栢だったが、コミックス最新6巻では急展開が描かれる。「誰も好きにならない」と決めた嵐子だったが、クラスメートの南須迅人に惹かれていることに気づいてしまう。しかし、栢のことが気がかりで踏み出せずにいたのだ。そんな中、ゲーム友達の「ナス子」と会うことになった嵐子だが、そこに現れたのは……?
『野良猫と狼』では、『春の嵐とモンスター』とはまた違った危うさを持つ男女の関係が描かれる。同作のヒロイン・環(たまき)は、田舎から上京してきた高校生。ワケあって除け者にされた過去を持ち、「自分の力で生きていく」と意気込んでひとり暮らしを始めたものの、ある日アパートの取り壊しが決まり立ち退きを余儀なくされてしまう。
そこで手を差し伸べてくれた……もとい拾ってくれたのが、ギタリストの狼(ろう)。ファンを家に連れ込む遊び人気質だがギターには真摯に向き合っており、そんな姿に環は心を奪われていく。かくして同居生活をスタートさせるが、男女がひとつ屋根の下で暮らしている以上、何も起きないはずがなく――。
気になるコミックス最新5巻では、ついに二人の関係が新たな局面を迎える。狼の「俺もう、お前以外抱く気ねーから」という言葉の真意に気づいてギクシャクする環だったが、バンドメンバーたちと向かうスノボ旅行をきっかけに……。
そして最後に紹介する『営業ですから』は、ミユキ蜜蜂が初めて手掛けるBL作品。ファンにとっても目新しい男子同士の組み合わせを描くが、持ち味のイチャラブぶりに拍車がかかっている印象で、すでに多くの読者を虜にしているようだ。
主人公・廉(れん)は女の子にチヤホヤされたいがために、同じ学部のイケメン・一清(いっせい)とイチャつく「営業BL」をしていた。しかしある日、一清から突然キスされたことで廉の脳裏から彼の姿が離れなくなっていく。そして二人はついに――。
いずれの作品もピュアで熱く、そして激しい恋愛模様が描かれていく。そんな“ミユキ蜜蜂ワールド”に、ぜひ一度足を踏み入れてみてはいかがだろうか。