「石破さんってどんな人?」「総理って何するの?」インタビュー、マンガ、図解で親子一緒に「総理大臣」を学ぼう!
PR 公開日:2024/10/22
10月頭の臨時国会で第102代内閣総理大臣に選出された石破茂氏。そして新内閣発足後なんと、わずか8日で衆議院の超スピード解散! さらに27日の投開票に向けて政治への関心が高まる中、一緒にニュースを見ていた子どもから「総理大臣って誰?」「何する人?」「どんな人?」と問われて、「何て答えてあげればいいんだろう」と答えに詰まってしまったお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか。内閣総理大臣といえば、日本のリーダーで、これからの日本を引っ張っていく人だけれど、具体的に何をしているのかと聞かれると、大人でも答えるのは難しい。でも、新しい総理大臣が誕生した今は、子どもたちに総理大臣の役割や政治について知ってもらう絶好のチャンス。この機会に親子で一緒に学んでみるといいかもしれません。
『僕たちはまだ、総理大臣のことを何も知らない。(「私たちの未来」シリーズ)』(長谷部京子/Gakken)は、総理大臣が代わった今、親子で読みたい学習書。子どもたちが、自分を取り巻く「社会」のことを考えるきっかけになる「私たちの未来」シリーズの中の1冊です。
この本は、マンガの物語を軸として進んでいきます。物語の舞台は、西暦2100年の日本。政治のほとんどをAIが担い、行いのよしあしによってつくGP(グッドポイント)とBP(バッドポイント)によって人々が評価される社会です。主人公の少年・宙(そら)は、BPがたまってしまい、補習クエストを受けるために「令和時代」にタイムワープします。そこで出会った大地と海珠(うみ)の兄妹と一緒に国会議事堂へ向かい、日本の政治について学ぶことになるのです。
宙たちはいろいろな政治家に直接会って話を聞いていきます。――そう、本書の中心となるのは、総理大臣経験者や、現役の政治家の方々へのインタビュー。このページは実際に「子どもインタビュアー」が政治家の方々のところへおもむき、話を聞いたものを文章としてまとめたものだそうで、子どもにも分かりやすい内容です。
総理大臣になる前の石破茂氏へのインタビューも掲載されています。父親が鳥取県知事という特殊な環境で育ち、成績は一番が当たり前。教育熱心な母親や周囲からのプレッシャーを感じながら過ごした幼少期、居心地の悪かった中学時代、政治家になったキッカケについても触れられている他、政治家として何を大事にしているかについても石破総理は語っています。「総理大臣は命を懸けなければ務まらない、ものすごく大変な仕事」「政治家として大切にしてきたことは、国民からの評判が悪いことでも、国のためにやらなければいけないことを、勇気をもって正直に語ること」。そんなお話を読むと、石破総理がいかにこの国の未来を真剣に考えているかが伝わってきます。それは、他の政治家も同じこと。細川護熙氏、村山富市氏、小泉純一郎氏、野田佳彦氏などの総理大臣経験者や、枝野幸男氏、玉木雄一郎氏、城内実氏など、他の政治家のお話も読み応え十分。政治家一人一人がこの国をよくしたいと考えていることを心強く思うとともに、私たちも、政治家任せにせず、しっかりとこれから先の日本について考えなければならないと思わされます。
さらに、本書には、物語の合間にコラムや図解も掲載されています。総理大臣はどんな仕事をしているのか、どういう風に選ばれるのか。そんな基礎知識はもちろんのこと、在職日数や出身都道府県などの総理大臣のなんでもランキングや、総理大臣のびっくりエピソードなどにも触れられています。酔うと拳銃や日本刀で人を脅すなど、酒ぐせが悪かった人、子だくさんすぎて何人子どもがいるかわからなかった人、留学中に奴隷として売られた人など、歴代総理大臣には、ダメダメな一面や「クセつよ」な一面も。豆知識もいっぱいで、大人が読んでも、楽しめてしまいます。
この本では、「総理大臣って何する人?」「どんな人?」という疑問に、とことん答えてくれます。だから、「総理大臣のことを何も知らない」状態でも大丈夫。読めば読むほど、総理大臣という存在が、そして、政治が身近なものに感じられてきます。総理大臣が代わり、これから日本はどうなっていくのでしょう。あなたの家でも、親子で、総理大臣という役割や政治について楽しく学び、この国の未来を考えてみませんか?
文=アサトーミナミ