疲れた日は15分ほったらかしで「蒸しサムギョプサル」! 切って詰めて蒸すだけ。激ウマせいろレシピを作ってみた

暮らし

PR 公開日:2024/10/24

すべてを蒸したい
すべてを蒸したい せいろレシピ』(りよ子/Gakken)

 せいろレシピのInstagram投稿で人気のりよ子さんが、初のレシピ本『すべてを蒸したい せいろレシピ』(Gakken)を刊行しました。りよ子さんは会社員生活で忙殺される日々のなか、何でも蒸して簡単に作れるせいろにずいぶん助けられたとか。本稿ではせいろレシピがいかに簡単で、どれだけおいしいかを伝えていきます。

advertisement

激ウマの蒸し料理がほったらかしで完成

すべてを蒸したい せいろレシピ

 レシピ本の最初に登場するのが「せいろレシピ1週間」。家にある食材を使い回し、飽きずに楽しめる1週分のレシピが紹介されています。金曜日の「蒸しサムギョプサル」は、切って蒸すだけなのに食卓が華やかになる、りよ子さんちの鉄板メニューです。

 まず、材料の下にキャベツを敷きます。こうすることでせいろが汚れず、しかも、お肉の旨みを吸ったキャベツをおいしく食べられるそう。キャベツ以外にも、長ネギなど好みの野菜を入れればOK。

すべてを蒸したい せいろレシピ

 豚バラかたまり肉はドーンと厚切りにして、ししとう、エリンギ、かぼちゃと一緒にせいろへ(レシピ本では、かぼちゃではなくニンジンが使われています)。

すべてを蒸したい せいろレシピ

 湯気があがったお鍋にせいろをのせて、ほったらかしで蒸すこと15分。せいろのふたを開けると、ほわっと温かい湯気とともに、ふっくらジューシーに蒸し上がったサムギョプサルが現れました。おいしそうな湯気の感じ、写真から伝わりますか…?

すべてを蒸したい せいろレシピ

 サニーレタスにお肉とキムチ、コチュジャンなどをのせてパクリ。お肉は蒸すことで旨味がギュッと凝縮されて激ウマ。さらに、余分な脂が抜けてヘルシーにいただけます。野菜も素材の美味しさが際立っていて、それぞれの食感の違いも楽しめます。私のお気に入りは、お肉の旨みを吸ったキャベツ。最高に美味でした!

すべてを蒸したい せいろレシピ

 蒸している間にタレを作り、それでも時間が余ったのでほかの家事も進みました。蒸し時間に15分かかるとはいえ、準備は材料を切ってせいろに詰めるだけで、あとはほったらかしなので、実際の調理時間は10分かからないくらい。わずか10分でサムギョプサル。驚きの時短です。

煮込み調理まで!? せいろレシピなら気軽に作れる

すべてを蒸したい せいろレシピ

 2つめに作ったのが肉じゃがです。ここでは2段のせいろを使いました。蒸し時間が違う素材があっても、2段にわければ同時調理が可能。昔からある調理道具なのに、合理的かつ画期的すぎて感動しました。もっと早く知りたかった…!

 じゃがいもを先に蒸すこと15分。そこへ玉ねぎ、しらたき、豚肉を入れた別のせいろをのせ、さらに10分。どこで味付けするのって思いますよね? 筆者もそう思いましたが、火にかける前に、せいろの中で味付けをするのです。

すべてを蒸したい せいろレシピ

すべてを蒸したい せいろレシピ

 蒸し上がったらホクホクのじゃがいもをカットし、ほかの材料と混ぜ合わせて…。

すべてを蒸したい せいろレシピ

 できあがりは、ホクホク・シャクシャクとしたお野菜の歯応えがそのまま残っていて、素材のおいしさが口の中でマリアージュ。あたり前かもしれませんが、そんな当然のことにあらためて幸せを感じました。

 切って詰めて、同時に蒸すだけで完成するなら、電子レンジなどに頼るよりも簡単。いつでも気軽に作れそうです。

すべてを蒸したい せいろレシピ

 おいしいご飯を食べたい日はもちろん、レシピを考えるのも作るのも無理…という日にも「せいろ蒸し」。焼こうか茹でようかとレシピを練ることもなく、蒸しあがりを待っているうちに完成します。

 作ったあとに洗うのが面倒だと思うかもしれませんが、普段のお手入れはかたく絞ったふきんで拭くだけでOK! 汚れが気になる時だけ、優しくたわしやブラシで水洗いすればいいので、楽チンですよね。

すべてを蒸したい せいろレシピ

どんな料理も「せいろレシピ」におまかせ

 ほかにも、冷凍ごはん、殻ごとの卵、お肉や野菜など、気の向くままにチョイスした食材を蒸すだけの「からだ整いごはん」、在宅ワーク中のランチにパパッと作れる「ソース蒸しそば」、一度に5品が完成する同時調理レシピなど、日常に寄り添って簡単に作れるレシピが満載。

 蒸すとカサが減って野菜をたっぷり食べられるので、りよ子さんが「髪や肌のツヤと体型をキープできているのは、きっとせいろのおかげ」と語るのにも納得。おいしくて簡単なうえに、健康や美容まで整えてくれるとは、喜びしかありません…!

 せいろから出る温かい湯気に癒されながら、あるものだけで毎日が潤うせいろレシピ。料理が得意ではない(あまり好きではない)人や、忙しくて料理をする時間がない人にこそオススメだし、おいしく食べてついでにキレイになりたい人もぜひ。

調理・文=吉田あき

あわせて読みたい