「全人類が読むべき」「考えさせられました」人が家畜となる“ニンゲン牧場”を描いた『動物人間』コミックス最新2巻発売!

マンガ

公開日:2024/10/29

動物人間"
動物人間』(岡田卓也/白泉社)

「強者が弱者の肉を食う」それだけがこの世のルールなのだから――。多くの著名人が絶賛する禁断・悪夢の“逆転”ファーム・スリラー『動物人間』。同作のコミックス最新2巻が、2024年10月29日(火)に発売される。

 同作の舞台は、とある農場。ある親子が自動車事故に遭い、保護される場面から物語は始まる。目を覚ました2人の前に現れたのは、まるで人間のように服を着こなして二足歩行する豚。彼に招かれるままに、親子は豪勢な食事にありつくが――。

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 食後に農場を見学することとなった親子だが、そこで飼育されていたのは人間だった。まるで家畜のように飼いならされ、食べ頃になったら解体される。

 コミックス第1巻が発売された際、「近い将来、こんな日が来るかも知れないと思ってしまいました」「視点が新鮮でめちゃくちゃ好き」「内容は今まで逆に考えたことがなかったので、考えさせられました」「グロいけど全人類が読むべき作品」などとマンガファンの間で大きな反響を集めていた『動物人間』。

 また多くの著名人からも高い評価を受けており、例えばお笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹はバラエティ番組「ホンマでっか!? TV」の2023年12月20日放送回「超ホンマでっか!? TVマンガ大賞 2023!」の中で、同作を紹介。さらに「ホロライブ」所属の人気バーチャルYouTuber・戌神ころねも、自身のXで「おすすめなやつ」と投稿していた。

 独自の世界観で大反響を巻き起こした『動物人間』だが、物語は1巻で一区切りとなっていた。そして今回リリースされるコミックス2巻では、新たなエピソードが展開されていく。動物人間と人類が繰り広げる弱肉強食の物語は、どんな領域へと向かうのだろうか……。

 まるで宮沢賢治の『注文の多い料理店』を思わせる不気味な恐怖が持ち味の『動物人間』。題材が題材なのでグロテスクな描写も少なくはないが、目を背けずに読めば改めて「命を食べる」ことの意味を確認できるかもしれない。

 最終的に食べられるのは人間か動物人間か……。ぜひ一度手に取ってみてほしい。

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