男に貢ぐなんて本当にNO・NO・NO!/アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。⑧

小説・エッセイ

公開日:2024/11/19

アレン様

言いたいのは、「男を追うんじゃなくて追われる女におなりなさい」ってこと。お金をかけるべきなのは、その男じゃなくて自分自身。

男を追うんじゃなくて、追われる立場におなりなさい

ご機嫌よゥ、アレンでござぃます……。

今日は、ァンタ達に大事なルールを伝えたいの。それは、「恋愛では男は追うな」ってことよ。ヮタクシも、これまでの人生で2回、本気で男を追ったことがあるわ? でもね、今だから言えるけど、結果は最悪ッッ!NO!!NO!!!NO!!! 追う恋愛は、ハッピーエンドにはならないって身をもって学んだのザマス……。

1人目は、ヮタクシが好きすぎて、相手のことばっかり考えて、自分のことなんて全然見えてなかったのよね。毎日がその人中心で、自分の時間なんてほとんどなくなってた。本当にしんどいのに、でもやめられなかったのよ。だって、自分だけ焦ってるのがわかるから、余計に気持ちが空回りして、さらに追いかけちゃうの。

仕事中もずっと携帯が気になる。連絡が来ないと大号泣。今思うと笑っちゃうけど、不安が高まりすぎて、関東の僻地にある相手の実家まで押しかけたわ?

実家に突撃してインターホン鳴らしまくって「オラァァァア、ァイツを出せえッ!!!」ってブチギレ散らかしてたわ。さすがに相手からも「近所迷惑だから部屋に入れ!」って言われてね。何を思ったのか、ヮタクシったら部屋に入るなり、彼をクチュリポしたの!【小太り大爆笑】

もうね、そうすると、ものすごく幸せに感じちゃうのよね。その後も、連絡が取れなくなるたびに、相手の実家に行ってクチュリポする。すると、また好きになっちゃう。その繰り返しだったわ。

当然だけど、そんな恋愛はうまくいかなかったのよ。追えば追うほど、相手にどんどん依存していくのがわかる。でも、相手はそんなヮタクシに対して余裕たっぷりで、全然追いかけてこないのよ。連絡もヮタクシからばかりで、相手からの返事が来るのを待ってる時間が地獄だった。「自分ったら何やってんの?」って思うこともあったけど、その時は自分を止められなくてどうしようもなかったのよね。

次の恋愛も似たようなもんだったわ。ヮタクシ、また同じように追いかけちゃったのよ。気づいたら、もう相手のことばかり考えてて、自分をどんどん見失っていったの。まさに負のスパイラルよね。結局、その恋愛もダメになったわ。

そこで気づいたの。片方が追うばかりの恋愛って、結局は疑似恋愛なのよ。本当にお互いが同じ気持ちでいれば、追うとか追われるとかじゃなくて、自然と付き合う関係になるはずなんだから。

そんな経験をしたからこそ、ヮタクシはァンタ達に言いたいの。「追うんじゃなくて、追われる立場におなりなさい」って! そして、何よりも大事なのは、自分を軸に生きていくことよ。恋愛なんて無理してするもんじゃないのよ。ヮタクシも今じゃ、自分が一番大事だって心から思ってる。だから、他人に振り回されることもないし、楽だし、自分もクリマンのみんなも大好きな「アレン様」でいられるのよ。

誰よりも愛する相手が自分であれば、傷つかない

そのほかにも、恋愛ではヮタクシもいろいろあったのよ。同棲してた相手に財布からお金を抜かれるとか、浮気されるとか、数々のブチギレエピソードを経験したわ? それで気づいたのよ。結局、相手の気持ちが自分と同じくらいじゃないと、恋愛関係は続かないって。

でも、自分と他人が同じくらいの気持ちを持つことなんて絶対にない。だったら、信じられるのは自分しかいない。どんなに他人を信じたって、裏切られることだってある。だから、ヮタクシはもう他人に期待することはやめて、自分を信じることにしたの。もっと言えば、一番大事なのは自分を愛することだって気が付いたの。

自分を愛せないと、他人に振り回されるだけだし、結局は一番損をするし、傷つくの。誰かを好きになるなら、あくまで自分を愛した上で好きになるべきなのよ。だから、みんなにも言いたい。自分を信じて、自分を愛して生きていきなさいって。他人の軸で生きるんじゃなくて、自分の軸で生きるの!

あとね、恋愛なんて無理にしなくていいの。世の中「恋愛が大事」みたいな風潮があるけど、そんなことない! もし恋愛するなら、自分をしっかり持って、相手に振り回されない自分でいて。そうすれば、きっともっと幸せな恋愛ができるわ。

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アレン

大物マダムタレント。生きる幻。 2014年、全身の美容整形に1500万円をかけた「日本一の謎の整形男子」としてタレント活動をスタート。 日々、嫌な事にはNoを突き付けブチ切れまくり、クリーマン(ファンの総称)達の生きる道標としてもォットリとご労働中。 この大地獄の世の中で、楽に生きる術を発信し続けている。本人曰く、ゆくゆくは当連載を書籍化したいと目論んでいる。