【Vol.1】いよいよ募集スタート! 編集長イソザキによるコンテストガイド
公開日:2024/11/7
『第1回読者と選ぶ あたらしい絵本大賞』募集スタート
2024年11月1日(金)、『読者と選ぶ あたらしい絵本大賞』の作品募集がスタートしました!
第1回の開催となるこのコンテスト。キーワードとなる「あたらしい絵本」の正解は、まだ誰にも見えていません。制作のスタイルも、内容も自由。絵本部門のほかに、動画部門、テキスト部門も受け付けています。さらに最終候補作品は一般公開。スマホやタブレット、PCからだれもが気軽に参加できる、新しいスタイルのデジタル絵本コンテストです。
だからこそ、多くの皆さんに参加してもらえたらと思っています。いま本当に自分が「読みたい」「読んであげたい」絵本はどんな内容なのか、「今までになかった」絵本とはどんな形なのか、絵本の可能性をさらに広げてくれるような楽しみ方はあるのか。応募する人、参加する人が一緒になって考えていけるようなコンテストになれば嬉しいです。
応募はすべてデジタル。どんなスタイルも大歓迎!
『読者と選ぶ あたらしい絵本大賞』の主な特色は以下の4つ。
1.手軽に挑戦!
どんなスタイルも大歓迎。絵本らしい絵本はもちろん、コマワリ絵本や、オリジナルのかわいいキャラクター絵本など幅広く募集します。応募もWEBから簡単にできます。文章のみや、動画の絵本作品も受け付けています。また商業デビュー済みの方もOKです!
2.みんなで選ぶ!
最終候補作品は、動画化してYouTubeで一般公開。誰もが、スマホ片手に手軽に選考に参加できます。
3.大賞は紙+電子で刊行。最終選考作品もすべて電子出版される!
大賞作品は、講談社から絵本として刊行。さらに、最終候補に残った作品(※絵本部門)もすべて、講談社から電子書籍として刊行されます。
4.初心者も安心!
応募を考えている方に、デジタルお絵描きアプリ「CLIP STUDIO PAINT EX 1デバイス3ヶ月版」を無料配布。
もちろん絵の具やペンなどで紙に描いた絵をスキャンする形でもOK。スマホやタブレット、PCでの制作に挑戦してみたいという方のためにアプリの無料配布も実施中! ぜひ様々な形での表現に挑戦してみてくださいね。(イソザキ)
募集部門は3つ。どの形式も内容は全て「自由」!
絵本部門
「読みたい」「読んであげたい」と思えるような絵本であれば、内容は「自由」です!たとえば……
●赤ちゃん向けのシンプルな絵本
●「食べない」「寝ない」など、子育ての悩みを解決してくれるような絵本
●グリム、アンデルセン、昔話など、誰もが知っている名作に新しい絵をつけた絵本
●リズムよくコマをわったコマワリ絵本
●あなたが生み出したオリジナルキャラクターが登場する絵本
このような作品は既存の賞では選ばれにくい傾向がありますが、「あたらしい絵本大賞」では歓迎します。もちろん、あなたが慣れ親しんできた絵本の表現でも。楽しみにお待ちしています。
動画部門
うごく絵本、デジタル紙芝居、ミニアニメ……あなたならではの「絵本」を、動画で表現してください。
テキスト部門
絵は自信がないけど、こんな絵本があったら読みたい、読んであげたい……そんな作品を、文章で表現してください。
たくさんの絵本に親しまれてきた方も、これから絵本に向き合ってみたいという方も、もう一度「絵本ってなんだろう?」というところから考えてみると、また違った想像が膨らんでいくことがあるかもしれませんよね。(イソザキ)
大賞は紙+電子書籍化ほか特典多数!最終選考作品も電子書籍として刊行
①大賞1名
全部門を通してもっともすぐれた作品に贈られます。
・紙・電子書籍化
・賞金50万円(初版時印税に含みます)
・CLIP STUDIO PAINT EX 2デバイス3年版
・絵本ナビ・コクリコに作品紹介記事
②部門賞 各1名
各部門において、もっともすぐれた作品に贈られます。
・絵本部門=電子書籍化、動画部門=絵本ナビプレミアム作品に採用、テキスト部門=次年度の作画課題作品に選出
・賞金10万円
・CLIP STUDIO PAINT EX 2デバイス2年版
・絵本ナビ・コクリコに作品紹介記事
③審査員賞 各1名
特別審査員に選ばれた作品に贈られます(部門賞と重複の場合あり)
・電子書籍化(絵本部門のみ)
・賞金5万円
・CLIP STUDIO PAINT EX 2デバイス2年版
④最終選考作品
最終選考に残った作品すべてに贈られます。(大賞・部門賞・審査員賞受賞者様は対象外)
・絵本部門=講談社にて電子書籍化及び賞品としてCLIP STUDIO PAINT EX 1デバイス6ヶ月版
・動画部門・テキスト部門=賞品として CLIP STUDIO PAINT EX 1デバイス6ヶ月版
※受賞にふさわしい作品がない場合は、該当作なしの場合もあります。
応募締切は2025年1月31日(金)
【募集期間】
2024年11月1日14:00より2025年1月31日23:59まで
【選考方法】
あたらしい絵本大賞事務局による一次選考にて最終選考作品を決定。最終選考作品の中から、絵本ナビ特設サイト内で実施される読者によるネット投票、および2025年6月下旬に開催される特別審査員と事務局による最終選考会を経て、各賞が決定されます。
【最終選考作品発表】
2025年4月28日予定
【最終選考作品のネット投票期間】
2025年4月28日-2025年6月22日
【各賞の発表】
2025年7月予定
読者と一緒にそれぞれの視点で「未来の名作」を選ぶ特別審査員4名
みなさんの審査に加え、今回特別審査員として4名の方々の参加が決定! それぞれの立場から見た絵本についてや、応募される方々への応援メッセージもお届けします。
横山だいすけ(歌手・俳優)
千葉県出身。2006年に国立音楽大学音楽学部声楽学科を卒業。幼い頃から歌が大好きで、小学校3年生から大学卒業まで合唱を続ける。劇団四季時代は「ライオンキング」などの舞台に出演。NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』では番組史上歴代最長となる9年間“歌のお兄さん”を務める。卒業後はドラマや、声優として「リメンバー・ミー」などに出演。そのほかCM、舞台など活躍の場を広げている。ソロアーティストとしては初のオリジナルアルバム「歌袋」や童謡カバーアルバム「だいすけのどうよう」を発表。また2024年4月に初の作詞にチャレンジした楽曲が含まれるニューアルバム『笑顔にドッキューン!』をリリース。
つむぱぱ(イラストレーター)
娘「つむぎ」と息子「なお」、そしてママの4人家族。ほっこりとしたイラストで、家族の何気ない日常を漫画で描き、子育て世代を中心にSNS総フォロワー数約140万人の人気クリエイター。コミックエッセイ『きみはぱぱがすき?』や、絵本『トミカとトム ぼくのたんじょうび』などの出版、百貨店での展覧会、さまざまなブランドとのコラボなど多彩な活動を展開。
辻晶(CSNR准教授・東京大学IRCN赤ちゃんラボ)
フランス国立科学研究センター(CNRS)パリ高等師範学校、認知科学科にて准教授、ならびに東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)にて連携研究者として乳幼児の言語発達と社会的相互作用の研究に従事。
IRCN赤ちゃんラボでは、子供の言語発達において社会環境がどう影響を及ぼすのかを研究している。
磯崎園子(絵本ナビ編集長)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。
次回からは、特別審査員の皆様へのインタビューを順次公開予定です。それぞれにとっての「絵本」について、コンテストへの期待、応募される方へのメッセージなど、貴重なお話をお届けします。引き続き、「あたらしい絵本大賞」連載記事をお楽しみください!(イソザキ)