現代の腐った“マスゴミ”をぶっ潰す―― 真のジャーナリズムを描くヒューマンドラマ『マスゴミ未満』コミックス1巻リリース
PR 公開日:2024/11/28
世間のニュースを知る上で、必要不可欠なのがテレビや新聞を始めとしたマスコミによる報道。しかし、「社会の公器」という役割を忘れて話題性ばかりを重視するメディアも少なくない。そんな歪んだジャーナリズムにメスを入れているのが、2024年11月28日にコミックス1巻がリリースされた『マスゴミ未満』だ。
同作は2024年6月より「ヤングアニマルWeb」で連載中の社会派ヒューマンドラマ。「現代の腐った“マスゴミ”をぶっ潰す」というテーマを掲げ、ジャーナリズムを通して社会の暗部やマスコミのあるべき姿を描いていく。
物語の主人公・加山雄一は、全国放送のテレビ局・JBK鳥根支局に勤める記者。取材の最中に自ら命を絶った父親の無念を晴らすべく、真のジャーナリストを目指して日々取材に奔走していた。しかしある日、ストーカー殺人事件の取材内容をボツにされてしまう。
そこで雄一は、局の仲間たちと協力して生番組中にマスコミの現状を訴えていく。だが無断で放送事故を起こしたこともあり、雄一は懲戒解雇に。すると、放送中に公開した電話番号に“ある依頼”が届き――。
雄一は自分の正義や信念を曲げられない性格で、それゆえにテレビ局が好むキャッチーなネタを嫌厭していた。彼の重んじるジャーナリズムは理不尽に苦しむ被害者を救済することであり、同時に国の歪んだ報道の在り方にメスを入れて再生することを志している。
かくして真実を暴く記者としての活動を起こしていく雄一。そこでさっそく舞い込んだのが、DV事件で娘を失った男性からの情報提供だった。実は事件の背景に行政の不手際が存在していたらしく、「娘は市に殺された」というのだ。
そんな市の不祥事を明るみにするべく、雄一は取材で次々と証拠を掴んでいく。例えば告発の文章が入った手紙の封筒から売り場を特定して店主から情報を得たり、一緒に解雇された元テレビ編集マン・五条ゆかりを潜入取材に送り込んだり……。まるで探偵のような手法を駆使しながら巨悪の尻尾を掴んでいく、その様子が同作における大きな読みどころのひとつとなっている。
とはいえ、そう簡単に尻尾を掴ませてくれないのが権力者というもの。果たして雄一は、己の信じるジャーナリズムで理不尽から被害者を救済できるのか。気になる人は、ぜひコミックス最新1巻を手にとってみてほしい。