山で遭遇した目も耳も無い巨大な猿。車で逃げるも3時間後に追いつかれーー/右園死児報告④
公開日:2024/11/25
報告一一号
報告案件 猿(二例目)
報告者 日真柴優作(ひましばゆうさく)
他者の所有する山林に侵入して猟を行っていた男が、自身の仕掛けた猟具を拾い集めている猿と遭遇。身の丈三メートルほどで、目も耳も無かった。猿は男を追跡し、銃撃されても逃げず倒れなかった。男は山林入り口に停めていた乗用車まで逃走。エンジンをかけ、発車、一〇キロ先の市街地の友人宅に逃げ込んだが、約三時間後に猿に追いつかれた。
玄関前に仕掛けられたトラバサミに足を取られた男は、そのまま猿に連れ去られた。友人が警察に通報し山林の捜索が行われたが、男が発見されることはなかった。
山林の所有者が後に右園死児(うぞのしにこ)案件に関与したため、本件の猿も同様の現象物として整理されている。猿の姿形情報や山林侵入の顛末(てんまつ)は、被害者の所持していた記録媒体やドライブレコーダー、友人への告白などにより形成されている。