異種間イチャラブコメ『鬼の花嫁は喰べられたい』最新10巻は珍しいホラー回!? 結城光流とのコラボ作品『守り刀のうた ―守り刀の一文字』も同日発売

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PR 公開日:2024/11/20

鬼の花嫁は喰べられたい"
鬼の花嫁は喰べられたい』10巻(サカノ景子/白泉社)

 漫画家として自身の作品を手掛けるだけでなく、作画を担当したりライトノベルのイラストを手掛けたりと幅広い活躍を見せるサカノ景子。そんな彼女の『鬼の花嫁は喰べられたい』コミックス最新10巻と、『守り刀のうた ―守り刀の一文字』が2024年11月20日(水)にリリースされる。

『鬼の花嫁は喰べられたい』は、かつて丹波の大江山に住んでいたとされる鬼の頭領・酒呑童子と彼に命を救われた人間の少女・真白(ましろ)が繰り広げる異種間ラブコメ作品。両思いの2人が絶妙にすれ違うイチャラブぶりが話題を呼び、2020年に発売されたコミックス1巻は即刻重版になり、2024年時点の累計発行部数は65万部を突破している。

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 2人の馴れ初めは真白がまだ幼かった頃まで遡る。ある冬の日、家も両親も失っていた真白は飢えと寒さに苦しめられていた。そんな時、握り飯を差し出してくれたのが酒呑童子。そこで真白は恩に報いるべく、酒呑童子に美味しく食べてもらうことを生きる目的に定めるのだった。そして時は流れ、17歳になった真白は酒呑童子に嫁ぐことに。ようやく念願かなって生贄になれると心を踊らせていた真白だったが、当の恩人にはその気がまったく無いようで……。

 実を言うと酒呑童子は真白に惚れており、十数年に渡って陰ながら見守っていた。そんな想い人が立派な女性に育って嫁いできたことに頬を緩ませそうになるが、鬼の頭領としての威厳を保つため、あくまで生贄として接するように務めていく。酒呑童子に食べられたい真白と、真白を“別の意味で”食べたい酒呑童子。そんな2人の絶妙なすれ違いが、ピュア度120%の甘々展開を作り上げているのだ。

 かくして新婚生活をスタートさせた溺愛夫婦は、勘違いも交えながら順調にイチャラブな日々を送る。今回リリースされるコミックス最新10巻では、真白の誕生日に温泉旅館へ行ったり、まさかのホラー回が描かれたりと、キュン尽くしのエピソードが満載だ。

 そして同日にコミックスがリリースされる『守り刀のうた ―守り刀の一文字』は、『少年陰陽師』シリーズで知られる小説家の結城光流が原作を務め、作画をサカノが担当するダークファンタジー。短期集中連載として2024年の『花とゆめ』10・11合併号よりスタートし、20号にて堂々の完結を迎えた。

守り刀のうた ―守り刀の一文字
『守り刀のうた ―守り刀の一文字』(原作:結城光流、作画:サカノ景子/白泉社)

 邪気を祓う力を持つ一文字うたは、祖母の言いつけで牧原家の御曹司・麟之助(りんのすけ)を守るため奉公に出された。麟之助は9歳の時に神隠しに遭うも奇跡的に戻った経験を持つ人物。再び近隣で子どもが行方不明になる事件が発生し、やがて麟之助にも危機が迫るが、うたに勇気づけられたことで「守り刀」を手にして魑魅魍魎に挑んでいく――。

 サカノが描く美男美女の活躍ぶりが堪能できる『鬼の花嫁は喰べられたい』と『守り刀のうた ―守り刀の一文字』。日頃の疲れを癒やしたい人は、同日発売の両作をぜひ手にとってみてほしい。

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