江口拓也、梅原裕一郎など、人気声優による「聴くレシピ」で心がうるおう!からだにも優しい『ボイレピ』朝ごはんを作ってみた
PR 公開日:2024/12/10
寒くなってくると、温かい布団から出るのは勇気がいるもの。ここでずっとごろごろしていたい、二度寝したい、と後ろ髪を引かれる思いでぐだぐだしていたら、あっという間に時間が――なんて人も多いはず。
『ボイレピ 心ときめく簡単朝ごはん』(アイスム編集部/Gakken)は、そんなときにぜひとも活用したい、人気声優が声で届けてくれる朝ごはんのレシピ本。すべてのレシピに声優さんの「ボイレピ(=ボイスレシピ)」を聞くことのできる二次元コードが掲載されており、スマホで読み取って再生すると、まるでイケメンとの朝食タイムを楽しんでいるような気持ちになれるストーリーとレシピが展開される。
また、レシピも有賀薫さん、渥美まゆ美さん、岡根谷実里さん、黄川田としえさん、しらいのりこさん、長谷川あかりさんと、料理に関わるお仕事で活躍されている幅広い方々が考案。心も体も満足できる画期的な本なのだ。人気声優さんの声で楽しむ朝ごはんとは、いったいどんな感じなのか……。気になったので、筆者も音声を聴きながらいくつか作って食べてみることにした。
■「キャベツとじゃがいものとろーりマスタードチーズ焼き」
1つめは、「キャベツとじゃがいものとろーりマスタードチーズ焼き」(CV:寺島惇太)。寺島惇太さんは、『TSUKIPRO THE ANIMATION』の藤村衛や『じいさんばあさん若返る』の五十嵐将太など、アイドルや少年、クールな王子様キャラなどを幅広く演じる人気声優。面接に落ちて「ごはんもパンも嫌」と我儘を言う主人公に、「ポテトの朝ごはん作るから待ってて」「心も体もご機嫌になれるよ」と優しい声色で甘やかしてくれる。こんな相手が作ってくれるならぜひともお願いしたいと感じた。最高か。
その後も栄養面に配慮するような説明が入るなど、主人公を気遣う様子が感じられる。また、レシピ部分では野菜を切る音などもしっかり入っていてASMR的な効果もあり、目を閉じると作ってくれている光景が浮かんでくる。料理自体も、マスタードの辛みとチーズのミルキーなコク、ベーコンのうまみが野菜をボリュームアップさせ、一品で満足できる嬉しい朝ごはんに仕上がっていた。
■「りんごとくるみのタルティーヌ」
2つめは「りんごとくるみのタルティーヌ」(CV:柿原徹也)。柿原徹也さんは、『FAIRY TAIL』のナツ・ドラグニルや『弱虫ペダル』の東堂尽八など、クールから熱血までバリエーション豊かな少年、青年を演じる人気声優。柿原徹也さんの低音ながらも柔らかさを感じる甘い声色で作られるのは、簡単おしゃれな甘い朝食だ。お手軽でパパっと作れるレシピの中にも、くるみを砕いてカリッと香ばしく炒めるなどの丁寧さ、主人公への「おいしく食べてほしい」という気持ちが感じられる。
音声では「ベーカリーショップに行ったら、バケット焼き立てだったんだ」と嬉しそうに作り始めるのだが、お店で焼き立てパンを見つけて主人公にこれを作ってあげようとワクワクしている様子を想像し、思わずキュンとしてしまった。ボイレピ、奥が深い……!
味も、バケットとクリームチーズの程よい塩味と酸味、バターで炒めたりんごの芳醇な甘酸っぱさ、カリッと仕上げたくるみを、蜂蜜特有の強い甘みが見事にまとめあげている。軽く塩コショウを振ってもおいしかった。
どのレシピも、ただイケメンボイスでおいしい料理を作ってくれるだけでなく、ちゃんとストーリー仕立てになっていて、主人公への思いやりや優しさ、愛情を感じられる要素がしっかりと詰め込まれていた。ちなみに、作り終わったあとにもう一度目を閉じて聴き直すと、より「作ってもらった感」を味わえるのでオススメ。さらに各レシピページには、人気声優からの手書きメッセージや「キッチンmemo」も添えられている。
声優好きな人はもちろんのこと、朝起きるのが苦手、いつも朝食が適当になってしまう、日々に潤いがほしいという人も、本書の簡単ボイレピで日常に栄養とときめきをプラスしてみてはいかがだろうか。まずは休日の余裕がある時だけでも始めてみると、心にゆとりが生まれてハッピーな1日を送れそうだ。
調理、文=月乃雫