美味しさが長持ち!? 話題の「オイルおにぎり」を作ってみた!
公開日:2016/2/14
近年、「おにぎらず」や「スティックおにぎり」など、様々なおにぎりが注目を集めている。そんな中、数年前からじわじわと人気を得ている「オイルおにぎり」をご存じだろうか? 先日TVでも紹介されたことで、オイルおにぎりの良さが知れ渡り、今改めて話題となっている。
オイルおにぎりとは、オリーブオイルやごま油、えごま油や亜麻仁油などを加えて作るおにぎりのこと。ご飯に油分を加えることで、乾燥を防ぎ、美味しさが長持ちする。その他にも、使う油によって美容効果が得られたり、腹持ちが良かったりと嬉しい効果が期待できる。
2月にはオレンジページから『オイルおにぎり』が、3月には辰巳出版から『カラダがよろこぶ オイルおにぎり』(神田依理子)が発売されることも決定しており、今後ますます活用されていくであろうこのおにぎり。気になったので、筆者も3点ほど作ってみた。
辛子高菜のオイルおにぎり
1つめは、ピリッとした辛子高菜とごま油の香りが香ばしい、オイルおにぎり。辛子高菜は、普通の高菜の漬物をごま油で炒め、醤油、砂糖、酒、みりん、鷹の爪を加えれば簡単に作ることができる。冷凍保存もできるため、たくさん作っておくと重宝するのでおススメ。
「オイルおにぎり」といわれると耳慣れないが、意外と普段作っているおにぎりの中にも、オイルおにぎりは潜んでいる。相性抜群なのは言うまでもない。美味しい!
アヒージョ風オイルおにぎり
2つめは、少し変わり種。アヒージョをした後のオリーブオイルには、いろんな旨みが溶け込んでいる。筆者はよくパスタに絡めたりご飯を炒めたりするのに使うのだが、「オイルおにぎり」というくらいだから直接混ぜ込んでもいいのでは? せっかくなら、具も刻んで混ぜ込めば美味しいのでは?とやってみたのが、このアヒージョ風オイルおにぎり。
作り方は簡単。しめじやベーコン等アヒージョに使いそうなものを細かく刻み、多めのオリーブオイルとにんにく、塩コショウ、鷹の爪で炒めるだけ。それをごはんに混ぜ込めば完成だ。ベーコンとしめじの旨み、にんにくが溶け込んだオリーブオイルはやはり絶品。少し多めに作っておけば、オイルおにぎり以外にも使えそうだ。
梅しそ亜麻仁油おにぎり
最後は和風に、梅としそ、ごまのオイルおにぎり。ごはんに亜麻仁油を混ぜ込み、梅、刻んだしそ、ごまを加えれば完成。亜麻仁油はくせもなく、熱に弱いので、そのまま混ぜ込んで食べるオイルおにぎりにぴったりの油。
梅の酸味としその爽やかさで、油を混ぜているのにさっぱりしているように感じるため、食欲がない時でも食べられそう。しかし他の2つと同様、腹持ちはよく、しっかり満足できる一品だった。
他にも、シーチキンやカレー、ココナッツオイルやえごま油など、油っ気があってご飯と合えば何でも使える。特に難しい手間が加わるわけでもなく美味しさが持続するので、お弁当やイベント事などあらゆる場面で活躍しそうだ。
忙しい時でも手軽に満足できる美味しいオイルおにぎり。いくつかレパートリーとして持っておけば、役立つこと間違いなしだ。
文=月乃雫