焼く・蒸す・揚げる! 便利でおしゃれ「鉄スキ」で365日お家がレストランに!【パンケーキ、スープ、炒めもの】

食・料理

公開日:2016/2/17


『もっと鉄スキ大スキ!』(みなくちなほこ/ワールドフォトプレス)

 近頃、SNSでの投稿をきっかけに、瞬く間に人気が出て、ハマる人が続出している調理器具があります。それは、“鉄スキ”=鉄製フライパン(スキレット)です。一見重たくて、焦げつきやすそうなイメージですが、実際は使えば使うほど焦げつきにくくなり、100年くらい使えるほど丈夫で長持ちなんだとか。また、ひとつあれば焼く、蒸す、揚げる…といった調理が可能で、蓄熱性が高いため食材にムラなく均等に熱を入れることで、初心者でも美味しく作ることができるそうです。そしてなんと言っても、調理してそのまま食卓に出せるフォトジェニックな姿が魅力的! そんな良いこと尽くめの鉄スキ1個と、鉄スキを使ったレシピが1冊になった『もっと鉄スキ大スキ!』(みなくちなほこ/ワールドフォトプレス)が発売されました。本書には、120年近くも愛され、アメリカでNo.1鉄スキメーカーであるLODGE社の6.5インチのスキレットが付いているので、買ったその日から鉄スキメニューが作れます。しかも、今回付録として付いてくる鉄スキには、1910年〜1920年に製造されたスキレットにのみ使用されていたLODGEロゴが刻印されていて、ファンにとってもたまらない仕様になっています。今回はこの中から、鉄スキを使ってアツアツが嬉しいパンケーキ、スープ、炒め物の3品を実際に作ってみました。

1、ヨーグルトパンケーキ(P.18)

 ボウルに溶き卵、牛乳、プレーンヨーグルトを入れて混ぜたら、ホットケーキミックスを3回に分けて加え、よく混ぜ合わせます。さらに溶かしバターを加えた生地を、サラダ油を熱した鉄スキに流し入れ、両面を焼きます。焼けたパンケーキの上に、水切りしたヨーグルト、りんごのバターソテーをトッピングすれば完成です。

 鉄スキと言えば、まず思い浮かぶメニューのひとつがパンケーキ。たっぷりの生地を流し込み、じっくり焼くことでこんなにふわふわのパンケーキができました。食べて見ると、外側はカリッ、中はしっとりふわふわ、まるで“ぐりとぐら”の絵本から飛び出してきたみたいです。そこに濃厚なヨーグルト、甘酸っぱいりんごがのることで、パンケーキの優しい甘さがより引き立てられていました。正しく、鉄スキじゃないと味わえない一品です。

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2、オニオングラタンスープ(P.31)

 バターを熱した鉄スキに、玉ねぎを入れ、焦がさないようにじっくり炒めます。そこに、水、コンソメを加え沸騰したら塩こしょうで味を整えます。ここに、にんにくをこすりつけたバゲットをのせ、その上にピザ用チーズ、パルメザンチーズをかけ、オーブントースターで焦げ目が付くまで焼けば完成です。

 鉄スキでスープが作れるのは意外でした。でもこれが大正解。じっくり炒めた玉ねぎの甘みが溶け出したスープをガーリックトーストがしっかり吸い込み、それを溶けたチーズ、スープと一緒に食べると、本当に頬が落ちるくらい美味しい!しかも、鉄スキに入れたままなので、食べ終わるまでアツアツで、今まで食べたオニオングラタンスープの中で間違いなくNo.1でした。

3、ミニトマトのクミン炒め(P.55)

 鉄スキにオリーブオイル、バター、にんにく、クミンを入れて熱します。そこにミニトマトを入れて、塩こしょうをふり、トマトがくたっとなるまで炒めれば完成です。

 こちらも、鉄スキならではのレシピです。とってもシンプルな味付けにも関わらず、じっくり焼くことでトマトの甘さがギュッと凝縮され、それを口の中に入れると、ぷちっとはじけてジューシーなトマトの旨味が口いっぱいに広がりました。何種類かのミニトマトを焼いたのですが、スキレットの黒にトマトの色が映えて、とってもキレイですよね。

 

料理上手気分を味わいながら、おうちレストランを楽しんで♪
 今回作った3品は調理方法自体はとっても簡単だったのですが、鉄スキマジックで、味も見た目もとってもオシャレになり、料理上手になった気分を味わえました。鉄スキひとつあれば、そこはもうレストランに早変わり。アツアツ料理をたっぷり味わって。

文=JUNKO