児童書を愛して出版界を盛り上げている書店を決める「第4回ブロンズ新社書店大賞」決定!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15

 2016年2月25日(木)、ブロンズ新社「青銅Room J」にて、「第4回ブロンズ新社書店大賞」の授賞式が開催された。

全国の書店・絵本専門店を対象に、主に同社の作品を中心とした売り場作りを表彰する。

賞は3部門あり、独創的なディスプレイや売り場づくりを賞する「ディスプレイ部門」、アイデアにあふれたPOPを賞する「ベストPOP部門」、情熱をもって児童書・出版業界を盛り上げる活動にスポットを当てた「パッション部門」となっている。

advertisement

募集期間は2015年6月12日から2016年1月5日まで。応募総数は294店舗となった。

受賞式には絵本作家のあいはらひろゆきさん、あだちなみさん、鈴木のりたけさん、高畠那生さん、tupera tuperaの亀山達矢さん、ヨシタケシンスケさんそして翻訳家の金原瑞人さんが来賓として参加した。授賞式では記念品を来賓の作家から受賞者に直接手渡す場面もあった。

<ディスプレイ部門>
グランプリ:小松ツリーズ(明文堂書店TSUTAYA KOMATSU)

準グランプリ:よしのや本間 仙台愛子店
特別賞:天真堂 甲府国母店、未来屋書店 大垣店

<POP部門>
ベストPOP賞:有隣堂 テラスモール湘南店(佐藤亮子さん)

『ケチャップマン』(鈴木のりたけ/作)

POP賞:紀伊國屋書店 梅田本店(東谷侑茉さん)、福家書店 アリオ鳳店(脇坂真里奈さん)、未来屋書店 穂高店(三沢祐子さん)

<パッション部門>
大賞:有限会社NET21

中小書店が戦略的に組織化するための共同出資会社。26法人48店舗の協業組織。それぞれが地域に根差した書店経営を行いながら、仕入れの一本化や情報の共有、ジャンル別での共同販売施策を実施。特に児童書ジャンルでは、毎年「街の本屋が選んだ絵本大賞」を開催するなど、積極的に施策を展開している。

 児童書を愛し、出版界を盛り上げている書店を応援する「ブロンズ新社書店大賞」。次回はどのような結果になるのか楽しみだ。

「ブロンズ新社書店大賞」
部門:「ディスプレイ部門」「ベストPOP部門」「パッション部門」
応募期間:2015年6月12日~2016年1月5日
対象店舗:294店舗
主催:ブロンズ新社