舞台『弱虫ペダル』〜総北新世代、始動〜開幕 ライブビューイングも決定、その青春を見よ!
更新日:2016/4/4
『ダ・ヴィンチ』3月号『2.5次元へようこそ!」特集にも登場した、渡辺航原作の「舞台『弱虫ペダル』〜総北新世代、始動〜公演が3/4(金)、TOKYO DOME CITY HALL(東京都文京区)にて幕を開けた。
舞台版の第8作目を迎える今回は、まさに「総北新世代、始動」の名にふさわしい内容となった。
物語は高校2年生に進級した主人公・小野田坂道(小越勇輝)の不安と成長、そしてインターハイ連覇に向けて始動する総北高校自転車競技部・新チームのメンバーを中心に描かれる。新たに部長となった手嶋純太(鯨井康介)の覚悟と行動、今泉俊輔(太田基裕)にオールラウンダーへの転身を勧められた、鳴子章吉(鳥越裕貴)の決心、そして、がむしゃらにレギュラーの座を目指す杉元照文(山本一慶)の奮闘……といった、それぞれの成長と変化があますことなく披露された。
もちろん、ライバル校である箱根学園や京都伏見にも初登場となるキャラクターが登場し、みごとに役を演じきった。なかでもクラシックを愛し、その楽曲を捉え走る葦木場拓斗(東啓介)が朗々と場内に流れる第九とともに小野田とレースを繰り広げる場面は圧巻。さらに、それぞれの想いをかけた見応え充分のレースが繰り広げられ、最後を飾る杉元の走りは壮絶、の一言だ。
とてつもない、キャストの汗と熱とともに放たれる、彼らの青春を受け止めてほしい──。
初日に先駆け、ゲネプロ前に囲み取材が行われ、(TOP写真左より)手嶋純太 役の鯨井康介、鳴子章吉 役の鳥越裕貴、今泉俊輔 役の太田基裕、小野田坂道 役の小越勇輝、真波山岳 役の植田圭輔、葦木場拓斗 役の東啓介、御堂筋翔 役の村田充が登壇した。
──意気込みをお願いします。
小越:いよいよ初日ということで、全員最後までケガのないように、新しい総北、新しいカンパニーで素敵な公演を届けていけたらと思っています。
太田:「総北新世代」ということで、また新たな風が吹き込まれてすてきな作品になると思います。鳴子章吉 鳥越:第一作目からの想いも胸に、全力で気張っていきたいと思います。
鯨井:初めて参加させていただくのですが、先輩たちの想いも引き継ぎ、新しい風を吹き込めるように、精一杯がんばらせていただきます。よろしくお願いします!
植田:僕自身7度目の舞台『弱虫ペダル』への参加となりますが、キャストの平均年齢がグッと下がったので、僕も年齢を重ねてきたなと実感しています(笑)。
東:舞台『弱虫ペダル』に携わることが出来てとても光栄です。熱い作品を受け継いで、カンパニー全員で頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。
村田:この作品、このカンパニーに貢献できるよう、最後までしっかりと集中し、コンディションを保ちながら体をキープして、モチベーションと共に千秋楽まで駆け抜けたいと思います。
──新キャストの方々から、感想をお願いします。
鯨井:この作品に参加させていただくにあたり、周りから「あの舞台は(肉体を酷使するから)大変だぞ」といった、さまざまな声を聞きまして、(初演から出演の)太田くんからもたくさんご指南をいただいていたのですが……稽古に入ってみて、これ程汗をかくのかと驚きました。着替えが2枚、3枚あっても足りないくらい本当の汗をかきながら、舞台上でこれだけ必死になれるこの作品というのは特別だなという思いで日々やらせていただいています。
東:西田シャトナーさんの演出は模型を使ったりと独特で、みんなで意見を出し合って芝居を作り上げていくのがとても楽しく、充実した日々でした。
──新キャストの皆さんから一言、お願いします。
小越:前回から半分以上キャストが変わりまして、同じ作品なのに雰囲気が変わったなというのは感じていましたが、最初のワークショップで走り方をやった時に、初めての人が多かったので「ちょっと走ってみて」とみんなの前でお手本をさせていただいたんです。自分もまだ2回目の出演ですが、先輩になったんだなということを改めて感じました。
太田:稽古場で「ここは一体どこの現場だろう?」と思うくらいキャストが増えていて、だいぶ雰囲気が変わったなと感じると同時に、すごく新鮮な気持ちになりました。新しいキャストの方々からも学ぶこともたくさんありつつ、昔からいたメンバーとしての存在感を見せていきたいと思います。
鳥越:これまでの公演で、総北メンバーは多くても7人だったのが、今回は10人! で「新生・総北」感を感じました。それと一作目の時は一番年下だったのですが、今回はキャストの平均年齢と同じなので、若手が怖いなと思っています(笑)。
植田:本当に「ここはどこ?」と思うほど新鮮で、新しい、舞台『弱虫ペダル』が始まるんだなと実感しました。僕らがやってきたものを受け継いでほしいし、自分も受け継いでいかなければと思いつつ、新キャストの方々から学ぶことも多くて、凝り固まっていた頭を一新させてもらったような感じです。同時に今までのメンバーの想いも積んで走らなければならないなと思うので、「若い者よ、這い上がってこい!」という気持ちで頑張っております。
村田:1年ぶりの参加になりました。なぜ私が招集されたかという理由をしっかりと考えて、この作品に毒をブチ込みたいなと思っております。そういった意味でも、続いていくであろう、この作品のフレッシュな顔に、良いパワーと良いタスキを渡していけるように、しっかりと芝居で貢献したいなと思っております。
──お客さまへ一言、お願いします。
村田:私が最初に参加した公演はキャパシティが500人くらいの劇場でしたが、気付けば4都市、大きな劇場で上演していくので最前列から2階席、3階席の最後列の皆さんにまでしっかりと熱量を届けられるように、若い皆さんと一緒になって、良い芝居をお届けしたいです。
東:初参加となりますが、僕が演じる葦木場拓斗は、幼馴染みの手嶋純太や、小野田坂道との戦いがあり、たくさんレースシーンがありますので、皆様にその熱量を届けて、何か持ち帰っていただければと思っています!
植田:斬新な演出が今回も入っています。西田シャトナーさんはすごいな、舞台『弱虫ペダル』って素晴らしいな、と皆様に思っていただけるのではないかと。改めて、これが“新生・舞台『弱虫ペダル』”だというものを届けていきたいです。
鯨井:僕はキャプテンという役柄を任されましたので、チーム一丸となって頑張っていきたいと思うと同時に、これまで応援してくださっている原作、および舞台『弱虫ペダル』ファンの皆様の期待に応えられるよう、一歩一歩ペダルを踏んでいきたいです。
鳥越:キャスト、劇場と色々変わってきましたが、その気持ちを忘れず、変わらず全力でこの作品に取り組めたらなと思っています!
太田:初心を忘れず、新しいキャストもたくさん入ってきたので、それぞれ支え合いながら千秋楽までペダルを漕いでいきます。
小越:これから熱い戦いが始まりますが、「新世代、始動」として、これまで繋げてきてくださった先輩方の想いや、作品の中での先輩たちの想いも詰まっていると思うので、この作品に携わってきた先輩方、また『弱虫ペダル』という作品の中の先輩方の気持ちを背負いながら、次の世代や自分たちにも熱を与えて最後までお客様にワクワクとドキドキを届けていきたいと思います。楽しみにしていてください。
本公演は、3月27日まで東京、福岡、大阪、神奈川の4都市で上演。千秋楽公演は全国と海外の映画館にてライブビューイングも行われる(チケットの発売は公式サイトを参照)。なお今作のBlu-rayとDVDの発売日は、7月13日に決定。
日程:2016年3月4日(金)〜3月6日(日)
会場:東京・TOKYO DOME CITY HALL(公演終了)
日程:2016年3月10日(木)〜3月13日(日)
会場:福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホール(公演終了)
日程:2016年3月17日(木)〜3月21日(月・祝)
会場:大阪・オリックス劇場(公演終了)
日程:2016年3月25日(金)〜3月27日(日)
会場:神奈川・神奈川芸術劇場
キャスト:
総北高校
小野田坂道役:小越勇輝
今泉俊輔役:太田基裕
鳴子章吉役:鳥越裕貴
手嶋純太役:鯨井康介
青八木一役:八島諒
杉元照文役:山本一慶
鏑木一差役:椎名鯛造
段竹竜包役:植田慎一郎
杉元定時役:中村太郎
古賀公貴役:輝馬
箱根学園
真波山岳役:植田圭輔
泉田塔一郎役:河原田巧也
葦木場拓斗役:東啓介
銅橋正清役:兼崎健太郎
京都伏見
水田信行役:桝井賢斗
岸神小鞠役:天羽尚吾
御堂筋翔役:村田充
パズルライダー:一瀬悠、掛川僚太、伊藤玄紀、河野智平、村上渉
(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/弱虫ペダルGR製作委員会 (c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、セガ・ライブクリエイション