「こういうお弁当が食べたい」と絶賛の声! 気楽なじぶん弁当3種類【作ってみた】
公開日:2016/4/12
お弁当を作るとなると彩りや栄養バランスを考えて、おかずを何品も作らないといけない。自分だけが食べるお弁当であればもっと手軽で良いはず! そんな想いから、自分自身がホッとできるお弁当レシピばかりを集めた『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(ツレヅレハナコ/小学館)が発売されました。ここでは、自分の好きなものを入れる、仕切りやおかずカップは最小限にしておかずの味が染みたごはんも楽しむ、香りの強いお弁当もためらわない、人に見せるためのお弁当ではない…といった、自分だけのルールのもとに考え出された、「そんなに簡単なお弁当で良いんだぁ」と思えるようなレシピばかりが紹介されているので、気負うことなく作れます。今回はこの中から、より気楽なおかず1品弁当、野菜増量弁当、サンドイッチ弁当を実際に作ってみました。
1.1品なのに栄養&ボリューム満点!
「小松菜と豚肉のナンプラービネガー炒め入り弁当」(P.49)
ごま油を熱したフライパンに、酒とナンプラーをもみ込んだ豚肉を入れて炒め、さらに小松菜、にんじんを加えて炒めます。仕上げに酢を加えてざっと炒めたら、白飯を詰めたお弁当の残り部分に詰めれば完成です。
こちらは、お弁当はいくつかのおかずを準備しなければいけないという固定概念を打ち砕いてくれる、おかず1品弁当レシピです。ただ、おかず1品と言えど、肉も野菜もたっぷり入っているので栄養もボリュームも満点です。ナンプラーってお弁当おかずには普段はあまり使われないものですが、豚肉との相性はバッチリで、さっぱり味の野菜炒めになりました。
2、ほとんど野菜なのに満足感は十分な「ドライカレー」(P.84)
フライパンにサラダ油、しょうが、にんにくを入れて炒め、香りが出たらひき肉を加えて炒めます。さらに、みじん切りした玉ねぎ、にんじん、セロリ、トマト、カレー粉、塩こしょうを加えて、全体がなじむまで炒めます。これを、白飯を敷き詰めたお弁当の上に広げてのせ、最後にゆで卵をのせれば完成です。
外食続きで野菜不足だなぁと感じた時に作りたい、野菜増量弁当レシピの1つです。一見、男子弁当のようにガッツリしたお弁当に見えますが、実はひき肉の量はかなり少なめで、ほとんどが野菜でできているドライカレーです。でも満足感は十分あり、日頃の野菜不足をしっかり解消してくれるレシピです。冷凍保存も可能なので、多めに作っておくと便利ですよ。
3、切り口の断面が美しい「2種類のサンドイッチ弁当」(P.88)
4枚のパンのうち、2枚にマヨネーズ、もう2枚にマスタードを塗っておきます。そのうちの1組に、ハム、塩もみしたにんじん、こしょう、ハムの順でのせて挟むとにんじんラペ&ハムサンドの完成。もう1組には、スライスチーズ、きゅうり、ゆで卵の順にのせて挟むとゆで卵&きゅうりサンドが完成します。
いつもはごはん系のお弁当の中で、たまにパンを使ったお弁当だと、ちょっとテンションが上がったりしませんか? そんな気分をより高めてくれそうな、切り口の断面がとても美しいサンドイッチ弁当レシピです。ここでは、様々な食材を挟むことで、彩りが鮮やか&栄養バランスも良いお弁当になりました。ちなみに、断面を美しくするためには、具の配置が重要になってきます。中心にボリュームが出るように置きましょう。
美味しければそれで良し!自分好みのお弁当で新生活をスタート☆
自分の中で、なぜお弁当だけが彩りやら栄養バランスやらをより重視されるのかが疑問だったのですが、本書と出会ったことで、頑張りすぎず自分好みで美味しければ良いんだぁということを教わり、なんとなく肩の荷が下りました。きっと、同じようにこの部分がひっかかってなかなかお弁当作りに手が出せなかった人が多かったと思います。もっと気楽な気持ちでじぶん弁当を作ってみませんか?
文=JUNKO