はらぺこあおむし、「ノンタン」シリーズ…児童書の専門出版社として歩んできた偕成社の「創立80周年展」開催決定!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15

 2016年に創業80周年を迎える、戦後の70年を児童書の専門出版社として様々な良書を世に送り出してきた偕成社。2016年4月29日(金・祝)より、「偕成社創立80周年展 ~子どもの本とあゆんだ80年~」が開催される。

偕成社の創業80周年を記念して、これまでに出版してきた作品を、実際の書籍の展示やロングセラー作品を中心に絵本原画、生原稿、体験型の立体展示などで、一挙に紹介する。「3世代で楽しめる」をコンセプトに、「銀座で偕成社展を見たね」と後々親子で回想できるような、読者の思い出に残る展示を目指した企画展だ。

<A:メイン会場 9F ウェンライトホール>
1960年~2000年代に出版した「絵本」「読み物」から約300冊を選び、壁一面に面陳列で展示するほか、星野富弘、富安陽子、岡田淳、「守り人」シリーズの特設ミニコーナーも。また、今年日本での刊行40周年を迎える絵本『はらぺこあおむし』の人気の秘密や、エリック・カールの絵本製作方法を紹介。子どもが遊べるスぺ―スとして『はらぺこあおむし』の立体オブジェも展示されるので、フルーツやお菓子をくぐり、最後に蝶々になるまでを体験しよう!

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そのほか、『ノンタンぶらんこのせて』の刊行から40周年をむかえる「ノンタン」シリーズ誕生のエピソードと合わせて、絵本原画や、著者愛用の画材、ラフ原稿などを展示。今年で90歳を迎える、絵本作家かこさとしの絵本原画や、絵本作りの原点となっている、セツルメント時代の活動を紹介するほか、セツル時代に使用していた実物の紙芝居も展示予定。

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<B:関連展示会場 6F ナルニアホール>
教文館6Fの児童書専門店「ナルニア国」内にあるギャラリーでは、1970~1990年代の各年代から、西巻茅子『はけたよはけたよ』(1970年)、酒井駒子『よるくま』(1999年)など、各年代を代表する絵本の原画が2点ずつ展示される。

「偕成社創立80周年展 ~子どもの本とあゆんだ80年~」
会期A:2016年4月29日(金・祝)~5月15日(日)
会場A:銀座教文館 9F ウェンライトホール
会期B:2016年4月29日(金・祝)~5月31日(火)
会場B:銀座教文館 6F ナルニアホール
住所:東京都中央区銀座4-5-1
入場料:無料
主催:偕成社
⇒「偕成社」公式サイト