「躍動感ハンパないな」山崎賢人が“東のハリウッド”で撮影に挑んだ『キングダム』実写動画公開迫る!

マンガ

公開日:2016/4/14


 連載から10周年を迎える、中国の春秋戦国時代を舞台にした大人気作品『キングダム』。10周年記念特別動画プロジェクトとして、実写動画が2016年4月18日(月)に公開されることが発表された。さらに、同作の主人公・信を俳優の山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が演じていることが明らかとなり、この発表に「山崎くんハマってるじゃん!」「やばい、早く見たい!」と興奮するファンが続出している。

 『キングダム』は2006年から『週刊ヤングジャンプ』にて連載されている、紀元前770年からの中国分裂期にあたる春秋戦国時代の末期を舞台に描かれた作品。物語は西方の国・秦において、戦争により孤児となった少年・信と漂がいつか天下の大将軍になることを夢見て、毎日の鍛錬を重ねていたところから始まる。あるとき漂が、王宮に仕える大臣の目に留まり、王宮に行くことに。しかし王宮の勢力争いによって、漂は命に関わる大怪我を負って信のいる故郷へと帰ってくる。信は漂から地図を渡され、その地図をもとにある村を訪れるのだが、そこで信は、後の始皇帝となる、漂にそっくりの少年と出会い、運命が大きく動き出す――。

 登場する将軍達の迫力あるヴィジュアルやアクの強いキャラクター、リアルな戦争の描写、各将軍の戦略の面白さなどがうけ、累計発行部数は2,300万部を突破、2013年には第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した。「とにかくストーリーが面白くて読み始めたら止まらない!」「戦争のシーンは熱が伝わってきて胸にこみ上げるものがある」と好評を博し、多くのファンを獲得している。

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 若者から大人まで幅広い年代から長い間支持されてきた『キングダム』。連載から10周年を迎える節目として始動したのが「実写特別動画プロジェクト」だ。主役の信を演じるのは、俳優の山崎賢人。山崎は2010年に俳優としてデビュー、2015年7月から放送されたドラマ「DEATH NOTE」では独特の雰囲気を持つ天才“L”役を演じ、キャラクターを自分のものにした芝居が評判を呼んだ。また、同年末に公開された映画「orange -オレンジ-」では、恋心に揺れながらも母親の自殺に罪の意識を感じ葛藤する難しい役どころを務め、人気だけでなく実力も伴う俳優として認められた。その演技力が認められ、第39回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞している。

 そんな人気、実力ともに注目を集めている山崎が、今回の撮影で雨や泥、砂塵にまみれるという過酷な状況の中、逆境に立ち向かう信を見事に演じきった。製作された動画は特設サイトにて2016年4月18日(月)の13時に公開される予定だが、どうしても待てない人のために、一足早くティザーサイトにてグラフィックが公開されている。


 ティザーサイトでは、血と泥にまみれて剣を握る山崎の姿が生々しく映し出されており、早々にこれを見た原作ファンからは「賢人くん、精悍な雰囲気が信と合ってる!」「これは信にしか見えない!」「躍動感ハンパないな。これは期待できそうだ」「ヤバイ、これ見ただけで涙出そうになる…」「動画公開が待てないよ~!」と興奮の声が上がっている。

 また、役者もさることながら目を見張るのは、舞台となる中国の壮大な王宮の景色。撮影されたのは中国・浙江省にある世界最大級の撮影所・横店影視城。“東のハリウッド”との呼び声高いこの撮影所には、チェン・カイコー監督が大作映画「始皇帝暗殺」のために作らせたという秦王宮のセットが残っている。『キングダム』に相応しい壮大なスケールの映像が期待できそうだ。


 「キングダム連載十周年 実写特別動画プロジェクト」の公式HPに「あまりのスケールの大きさに実写化は不可能といわれる漫画」とあるが、不可能に挑戦した今回の実写動画の仕上がりが気になるところだ。


■『キングダム』42巻
著:原泰久
価格:555円(税込)
発売日:2016年4月19日(火)
出版社:集英社
⇒「キングダム連載十周年 実写特別動画プロジェクト」公式サイト