あの国民的家族・磯野家でシミュレーションする、『カツオが磯野家を片づける日～後悔しない「親の家」片づけ入門～』が2016年4月6日（木）に発売された。同書は、「あさイチ」「スーパーニュース」などメディアで引っ張りだこの人気講師・渡部亜矢が書き下ろした後悔しないための「実家の片づけ」入門編だ。

　20XX年、“その後”の磯野家。ある日、波平が急死し、広い家に母フネが1人取り残されることに。41歳独身の長男カツオは、母が心配で実家に戻る決心をする。ところが、カツオが実家に帰ると、そこは物であふれたゴミ屋敷となっていた！ カツオが片付けようとしても、フネや姉妹と口論になりうまくいかない。そこでカツオは、「実家片づけアドバイザー」の早川さん、「ファイナンシャル・プランナー」の中島くん、実家をついで地域でやり手の「不動産屋さん」になった花沢さんに協力を求める。彼らの的確なアドバイスを活用しながら磯野家みんなが円満になる「実家の片づけ」が始まった。

　親と離れて暮らす40代から60代の子世代を中心に大きな問題となっている「実家の片づけ」。親の介護や死に直面し、相続などと平行して、実家に残された物の整理、空き家の管理・売却などさまざまな問題が発生。「あふれかえった物」の処分をめぐって家族間で意見が違うことや、「実家」をどうするのかなど、相続の問題から個人の価値観の違いまで問題はもりだくさん。人生後半の大きなテーマであり、もはや社会問題にもなっているのが現実だ。

　カツオが向き合っていく問題は決して他人事ではない。カツオが友人たちのアドバイスを活用しながら、どのように問題に取り組み、解決していくのか。カツオを自分自身に置きかえて、もめない・後悔しない「実家の片づけ」に向き合ってみるのもいいかもしれない。

■『カツオが磯野家を片づける日～後悔しない「親の家」片づけ入門～』
著：渡部亜矢
価格：864円（税込）
発売日：2016年4月6日（水）
出版社：SBクリエイティブ

渡部亜矢(わたなべ・あや)
実家片づけアドバイザー。1965年神奈川県生まれ。銀行、出版社を経て、2012年片づけ上手塾エグゼカレッジ表参道校を共同で設立後、2016年に一般社団法人実家片づけ整理協会の代表理事となり、「実家の片づけ」に特化したアドバイザー育成講座を開講。高齢化社会に即した生前整理や遺品整理の講師育成、出張片づけサービスの人材育成などに取り組んでいる。

※掲載内容は変更になる場合がございます。