大ブームの予感! 麺も具も一緒に茹でるだけ!鍋1つで作れる『魔法のパスタ』レシピを公開!
更新日:2016/4/22
ひとつの生地なのに焼くと3つの層になる手軽さと不思議さがネットやテレビで話題となり、大ヒットした『魔法のケーキ』(荻田尚子/主婦と生活社)。その「魔法」シリーズの第2弾『魔法のパスタ 鍋は1つ! 麺も具もまとめてゆでる簡単レシピ』(村田裕子)が4月22日(金)に発売されました。
フランスでは「pâtes magiques」「pasta magiques」などと呼ばれる「魔法のパスタ」。
どのへんが「魔法」なのでしょうか。
通常のパスタはパスタをゆでる鍋とソースを作るフライパンが必要ですが、『魔法のパスタ』は1つの鍋にパスタも具もソースも入れて、まとめて一緒に茹でるだけでOK。これは単なる手抜きではなく、パスタのもちっとした食感はこの作り方ならでは。ソースとの一体感もおいしさをひきたててくれます。さらに、洗い物も、手間も減って時短できるいいことずくめなのが『魔法のパスタ』なのです。
本書では、簡単なのに、おしゃれでおいしい、おもてなしにもぴったりのフランス風の彩り豊かな具だくさんパスタを紹介。1つの鍋ですべて完結するので、忙しい日にも大活躍です。さらに、4人分を作るときは、材料の分量、加熱時間はどうする?というような「よくある質問」ページ、「パスタ別のゆで時間と見ずの量の目安」ページなど、お役立ち情報も収録されています。
本書の「50の絶品レシピ」の中から、ここでは、「シンプルなクリームソース」の作り方を紹介します。
「魔法のパスタ」はたった3STEPで完成!
1 具の下ごしらえをする→2 パスタといっしょにゆでる→3 仕上げの材料をさっとあえてできあがり!
シンプルなクリームソース
基本的に材料は4つに分かれる。主役となるスパゲティなどのパスタ、野菜や肉などの〔具〕、ソースの〔A〕、ゆで上がったあとに加える〔仕上げ〕。
【材料】
スパゲティ(1.7mm) 160g ▶ ざっと洗い、水につけてふやかす
具|ブロッコリー 1/2個 ▶ 小房に分ける
A|オリーブオイル 大さじ1
|生クリーム 100ml
|水 400ml
|塩 小さじ1/2
|こしょう 少々
仕上げ|生クリーム 100ml
【作り方】
1 鍋にA、パスタ、具を入れて蒸し煮にする
沸騰後に2~3回中を覗いて、パスタが鍋底にこびりつかないよう、ざっと混ぜる。火が強すぎるとパスタがゆで上がる前に水分がなくなってしまうので、その場合は弱めの中火にする。
2 ふたをとって煮つめる
ふたをとり、さらに1~2分煮つめる。水分が深さ1㎝ほどになり、パスタが好みの硬さになったら火を止める。
煮つめる時間はパスタの種類によって異なるがだいたい2分前後。最後は自分でパスタの固さを確認すること。このプロセスで火の入り方は調整できるのであまり細かく考えなくてもよい。
3 仕上げる
仕上げの生クリームを加えて手早くあえ、器に盛る。
仕上げに加えるのは生クリームのほかにチーズや火の通りやすい野菜など。ざっとあえればできあがり。味見をして好みで塩・こしょうで調味しても。
収録メニューを紹介!
えびとズッキーニのクリームソース
魚介によく合う、さわやかな風味のレモンクリームソース。
ほたてと豆苗のアーリオ・オーリオ
シンプルだけど飽きのこないおいしさ。
ラムとなすのモロッコ風
いくつもの調味料と香味野菜を組み合わせた、奥深い味。
花野菜のカルボナーラ
濃厚なソースがしっかりとした食感の野菜にからまって、満足感ある仕上がりに。ブロッコリーとカリフラワーの主な食用の部分はつぼみ。スモークサーモンの塩けがアクセント。好みで塩分の調整を。
金目鯛のアクアパッツァ風
あさりのだしにアンチョビのうま味、ハーブの香りでアクセントをつけたパスタ。そのまま鍋で出して、おもてなししたくなる豪華さ。金目鯛のほか、鯛、すずき、いさきなどでも。
菜の花とたけのこの木の芽ソース
春の香りをまとったさわやかなパスタ。
生ハムと紫キャベツの赤ワインソース
パスタと具をいっしょに煮ることでパスタが紫色に染まり、見た目もきれいなひと皿。トマトケチャップが隠し味。
豚ヒレとマッシュルームのマスタードクリームソース
粒マスタードをピリッと効かせたクリームソース。風味をしっかりと残すため、仕上げにさっと加えるのがこつ。
薄切り野菜のカルボナーラ
野菜の甘みが引き立つカルボナーラ。平麺に合わせて野菜を薄切りに切るとソースのからみがよい。仕上げに加えて食感を残す。
Photo by 鈴木泰介