「とにかく世界観が素晴らしい」「面白すぎる!」話題沸騰の「少年ジャンプ+」新連載『ファイアパンチ』とは?
公開日:2016/4/27
集英社から配信されているWEB漫画サービス「少年ジャンプ+」で、2016年4月18日(月)から連載をスタートさせた『ファイアパンチ』が「ジャンプの本気を見た気がする」「このマンガは凄すぎる!」「面白すぎねえか?」とSNSで話題となっている。
祝福者と呼ばれる、産まれながら奇跡を使える人間。「氷の魔女」と呼ばれる祝福者によって、雪と飢餓と狂気に覆われた世界で、毎日のように誰かが死に、涙を流していた。そんな残酷な世界にいる兄妹のアグニとルナは、体が割かれてもトカゲの尻尾のように復活する再生能力を持っていた。特殊能力を使い、わざと腕を切り、その肉を村の仲間に分け与えていたのだが、ある日突然現れた自由の国の兵隊・ドマに大切な村を壊滅させられて――と、初っ端から息もつかせぬ展開でファンを魅了。だが同作が話題となった理由はストーリー以外にもある。それは仰け反ってしまうほどのえげつない描写の数々。
食料調達のためにアグニの腕を斧で切り落とすシーンでは、飛び散る鮮血と切られた断面図をしっかり描写。これには読者も「ひゃああああ! マンガ見て声上げちゃった恥ずかしい」「世界観ぱねえな!」「早速惹きつけられちゃった」と驚きの声を上げた。
また焼け朽ちるまで消えない炎を繰り出せる祝福者・ドマが放った炎で黒く焼け焦げた村の仲間と、炎が肉を塵に変えると再生が行われ、永遠の苦痛を味わうこととなるアグニの描写には「こんなに痛々しい絵を見たのは久々だ」「えげつねえなこりゃ」「俺だったら耐えらんね」「藤本タツキ先生の本気は想像を超えてきたな」と驚愕。だがそれも「イラストが優秀だからグロが際立つんだろうな」「ほんと画力がすごすぎるよ、タツキ先生!」「随一の画力を誇る大先生!!」といった声もある通り、著者の圧倒的な画力があるからこそ。
グロ描写の他にも「圧倒的な絶望感がたまらん」「久々にこんな鬱展開見たわ」「進撃の再来!? いや、もしかするとそれ以上か? とにかく世界観が素晴らしい」と評価する声も多く上がっている。人肉しか食べるものがない村、人身売買は日常的に行われ、祝福者によって簡単に人が死ぬ、そんな残酷かつ冷淡な世界が「久しく見なかった漫画」と言われる所以なのだろう。
1話の最後の方には炎の地獄から解かれ、体の内部に火を宿すことに成功した主人公アグニが、人身売買を行おうとする不届き者数十人をやっつけるところが描かれており、「アグニ強いな」「バトル漫画としても楽しめそうだ」「こりゃあこれからどうなるか楽しみだぞ」と期待に胸を膨らませる読者が続出。漫画好きで知られる中川翔子も同作を読んだらしく「げきあつ! やばい! 攻めてる! たのしみ!」と自身のブログで綴っており、連載を開始したばかりにも関わらず、反響は凄まじいものとなっている。
早くも7月には単行本1巻の発売予定が決定している『ファイアパンチ』。今後はドマに復讐するアグニの活躍が描かれると思われるが、果たしてどうなるのか。アグニが照らす火は希望か絶望か、今後の配信、そして単行本の発売を楽しみに待とう。
■『ファイアパンチ』
著:藤本タツキ
連載開始:2016年4月18日(月)
毎週月曜更新
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