5月に入り、薄着になってくるとやはり女子として気になるのが、冬に蓄えてしまった体の余計なお肉。でも無理なダイエットを続けると、体重は減っても見た目は疲れた感じで美しくなかったり、リバウンドしたり、がっかりな結果になってしまうことも。そうならないためにも、「キレイに痩せる」方法を身につけたいものです。そこで手に取ったのが、昨年ベストセラーとなった『やせるおかず作りおき』を出版し、本人も１年間で26kgの減量に成功したという著者がまとめた『サーモンでキレイにやせる』（柳澤英子/ぴあ株式会社）です。「鮭・サーモン」はアスタキサンチンを多く含み、アンチエイジング効果が期待できる魚として、著者もダイエット中に積極的に食べていたそう。その時に作っていたレシピをまとめたのが本書。今回はこの中から、同じサーモンでも、生鮭、スモークサーモン、刺身用サーモンを使った3品を実際に作ってみました。

1.豆板醤が食欲そそる「鮭と玉ねぎの蒸し焼き」（P．49）

　ごま油を熱したフライパンに玉ねぎ、生鮭、にんにく、赤ピーマンを並べ、ふたをして蒸し焼きにします。そこに豆板醤、しょうゆ、酒を加えてさらに蒸し焼きにしたら完成です。

　こちらは、サーモンの中でも塩などをふっていない生のもの・生鮭を使ったレシピです。材料をフライパンの中に入れて、あとは蒸し焼きにするだけで完成。超簡単＆形崩れの心配なしのメニューなので、料理初心者でも美味しく作ることができます。蒸し焼きにすることで、甘みが増した野菜やふっくらした鮭に、ピリリと甘辛い豆板醤ソースが絡むことで食欲がそそられ、箸が止まらなくなるほとです。くれぐれも白飯の食べ過ぎにご注意を！

2、コロンとした形が可愛い、おつまみにピッタリの「サーモンとエリンギのチーズ焼き」（P．67）

　エリンギにスモークサーモンを巻き、これに粉チーズとパセリをまぶします。アルミホイルを敷いた天板の上に並べ、全体にオリーブオイルをかけたら、180度のオーブンで7分ほど焼けば完成です。

　こちらは、塩漬け鮭を20℃前後でゆっくりと時間をかけて燻煙して作られたスモークサーモンを使ったレシピです。このスモークサーモンでエリンギを巻いて焼くことで、エリンギの甘さとスモークサーモンの塩気がいい感じで合わさって、お酒のおつまみにぴったりな一品になりました。コロンとした見た目も可愛らしいですよね。とってもシンプルな材料だけれど、これさえあればオシャレなバル気分を味わえますよ。

3、見ただけで元気が出そうな「サーモンのオレンジ和え」（P．87）

　ボウルに薄切りしたサーモン、オレンジの果肉、にんじん、くるみ、白ワインビネガー、塩こしょうを入れて混ぜ、最後にオリーブオイルを加えて混ぜ合わせれば完成です。

　こちらは、生のまま食べられる刺身用サーモンと、同系色であるにんじん、さらには果物のオレンジを使った、ちょっと変わった組み合わせのレシピです。刺身と果物を合わせることに抵抗がある人がいるかもしれませんが、食べてみると、濃厚な味わいのサーモンに、オレンジの酸味が加わることで、全体がとてもさっぱりしたサラダ感覚な一皿でした。どの食材もオレンジで、見ているだけで元気が出てきそうですよね。カリカリしたくるみの食感も良いアクセントになっています。

文＝JUNKO