今夏イチ押し! フルーツ&ナッツたっぷり、簡単なのに贅沢な「アイスケーキ」♪【作ってみた】

食・料理

更新日:2016/5/24

『おうちで作るアイスケーキ』(岡本ゆかこ/河出書房新社)

 5月も後半に差し掛かり、日に日に暑くなってきましたね。先日は北海道でも真夏日が続くほどで、今年は例年以上に暑くなりそうです。そんな時に美味しく体を冷やしてくれるものと言えば「アイスクリーム」ですよね。最近では単にコーンに入れたアイスを売るだけでなく、デコレーションされた「アイスケーキ」専門店の人気も高まっています。そんな流れをうけて先日『おうちで作るアイスケーキ』(岡本ゆかこ/河出書房新社)が発売されました。ここでは、シンプルなアイスクリームの作り方から、市販のアイスを使ってデコレーションしたもの、さらには生クリーム、チーズ、ヨーグルトで作れるアイスケーキまで、たくさんのレシピが紹介されています。一見難しそうに見えるアイスケーキですが、実はデコレーションケーキよりも簡単に作れ、しかも事前に作って準備しておけるので、パーティーにももってこいです。今回はこの中から、3種類のアイスケーキを作ってみました。

1.サクサクっとしたクランブルがクセになる「洋梨とメープル 紅茶のクランブル」


 ボウルに薄力粉、アーモンドプードル、グラニュー糖、バター、紅茶の茶葉、くるみを入れて混ぜ、2cmくらいのボール状にまとめ、オーブンで焼いて紅茶のクランブルを作ります。これとは別のボウルで、アイスと角切りした洋梨を混ぜ合わせ、型に半量入れたら、先ほどの紅茶のクランブルを敷き詰め、再度アイスをのせて表面をならします。その上に洋梨とクランブルをのせたら一晩冷凍し、最後にメープルシロップをかければ完成です。

 まずは市販のアイスクリームを使って、デコレーションアイスケーキを作りました。バニラアイスの中にも上にも洋梨と紅茶のクランブルが入っていて、口の中に入れるといろいろな食感が現れ、楽しいアイスケーキになりました。一見かなり甘そうに見えますが、紅茶味が入ることでほろ苦さもちょっとあり、全体的に少し大人な一皿です。

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2、ナッツ&ドライフルーツの食感がアクセント!「ベリーのカッサータ」


 ボウルにクリームチーズを入れ、ここに泡立てた生クリーム、ミックスベリー、ミックスナッツを加えながら混ぜます。これを、型に入れて一晩冷凍すれば完成です。

 こちらはアイスクリームを使わずに作ったレシピです。「カッサータ」とは、イタリアのシチリア発祥と言われるアイスケーキのことで、チーズ、生クリーム、ドライフルーツ、ナッツを使って作るのが定番のようです。かなり濃厚なクリームにさっぱりしたベリー&ナッツが入ることで、重すぎずペロっと1個食べられます。彩りもキレイですよね。見た目はかなり難しそうに見えますが、材料を混ぜ合わせて冷やせば完成という、かなり簡単なレシピなので、ホームパーティーなどで手が込んだ風に見せるのにピッタリですよ。

3、コロコロしたキューブ型がかわいい♪「モーニングセミフレッド」

 ボウルに生クリーム、砂糖を入れて泡立て、そこにプレーンヨーグルトを加えて混ぜます。これを一口大に切ったフルーツが入ったアイストレーに入れ、表面にグラノーラを広げて一晩冷凍すれば完成です。

 アイスクリーム以外を使った「セミフレッド」と言う、こちらもイタリア発祥のアイスケーキのレシピです。ヨーグルトが入ることで、カッサータよりもよりあっさりしています。また、グラノーラがかかっているので、サクサクっとした食感も楽しく、名前の通り、朝食のデザートとして楽しみたい一品です。中に入れるフルーツはなんでもよく、マンゴーやいちごなど、季節に合わせたものを入れてアレンジしてみて下さい。

 

今年の夏はもっとオシャレにアイスを楽しもう!
 アイスケーキと聞くと、食べ慣れないのもあって、作るのもかなり難しそうに思えます。でも実際作ってみると、火を使わないので暑くなく、混ぜて型に入れて冷凍すれば完成と、むしろ普通のケーキよりもずっと簡単に作れるんです。いつも市販のアイスクリームをそのまま食べている人は、ぜひ今年はちょっとだけ手を加えたアイスケーキで、オシャレに夏を過ごしてみませんか?

文=JUNKO