今、本能寺がアツい! 織田信長関連のイベント続々開催!

マンガ

公開日:2016/6/1

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 『コミック ゼノン』で絶賛連載中の『いくさの子』。織田信長の青年時代を描いた、原哲夫漫画、北原星望原作による戦国大河で、2016年8月20日(土)にはコミック9巻が発売される。そんな『いくさの子』でも大活躍中の信長が京都で盛り上がりを見せている。

 本能寺大寶殿宝物館では「大信長展~信長とその一族・家臣・ライバルたち~」が開催中。信長本人はもとより、その一族、家臣たち、信長没後天下人となった豊臣秀吉や徳川家康、さらに信長のライバル大名たちの古文書や肖像画のほか、信長の時代に隆盛を極めた茶の湯の道具の優品など60点が展示される。さらに入り口には原が本能寺に贈答した『いくさの子』の画も飾られており、ファンにとってはたまらない。

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 展示品の中には、これまでまったく知られていなかった貴重な文書や、現在写真や写本でしか確認できなくなっていた古文書・肖像画の原本などが多数含まれている。たとえば、貴重な史料のひとつとして、本能寺の変の8日後に記された信長重臣・柴田勝家の書状。これは、勝家が隣国若狭の丹羽長秀与力・粟屋氏(もしくは長秀本人)に対し、越中攻めの結果を報じ、今後の行動について相談した書状であるといわれている。作品を通し、信長とその一族・家臣・ライバル大名たちの姿が、よりいっそう鮮明となるはずだ。

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 また、戦国最大の事件ともいわれる「本能寺の変」が起こった跡地には、「京都・元本能寺跡信長茶寮」が建てられ、信長の慰霊碑が祀られている。本能寺の変が起き、信長の命日とも言われている6月2日(木)には、毎年「信長茶寮大祭」が開かれる。イベントでは、貫主や本能寺の住職の法要や、本能寺の変を舞台にした演劇や落語などが行われ、様々なかたちで信長を弔う。

 その他にも信長茶寮は、「マンガや文化を通じて人と場がつながる」ことをコンセプトにした「コミックゼノン戦国マンガビレッジ」として、戦国・マンガがテーマの新たな体験型の施設にもなっており、原哲夫の書斎を再現した部屋などもみられる。

 さらに地下1階にはBARがあり、そこでは現在、原哲夫戦国グッズ発売を記念して、「戦国bar zipangu 軍勇~覇を夢みた漢たち~」と題した戦国武将バーが、5月3日(火)~7月23日(土)の期間限定で開催。織田、上杉、武田、北条、今川…名だたる大名と、戦国武将たちのイメージカクテルが楽しめる。信長が桶狭間の戦いで着用したとされる甲冑のレプリカも展示されており、迫力満点だ。

 信長のことを知り、『いくさの子』の世界観をより楽しめる貴重な機会。本能寺や信長茶寮に足を運んでみては?

「第三回 信長茶寮大祭」
日時:2016年6月2日(木)~2016年6月5日(日)
場所:京都・元本能寺跡信長茶寮
住所:京都市中京区西洞院通蛸薬師上る池須町 419-2
入場料:500円※6月2日(木)のみ入館料無料

「戦国bar zipangu 軍勇~覇を夢みた漢たち~」
日時:2016年5月3日(火)~2016年7月23日(土)
場所:京都・元本能寺跡信長茶寮 地下1階BAR ZIPANGU

「大信長展~信長とその一族・家臣・ライバルたち~」
日時:2016年4月29日(金)~2016年8月31日(木) 9時~17時
場所:本能寺大寶殿宝物館
住所:京都市中京区寺町通御池下ル本能寺前522
入館料:一般700円/ホテル本能寺利用者300円/中高生500円/小学生・修学旅行生300円/身障者300円
主催:法華宗大本山本能寺・一般財団法人太陽コレクション

『いくさの子』9巻
著:原哲夫
価格:648円(税込)
発売日:2016年8月20日(土)
出版社:徳間書店

※掲載内容は変更になることがあります。