小さな疑問は大きな恐怖へと変わりトラウマに! 『骨』『まめつま』『霧が晴れた時』…【小松左京の怖いはなし】5タイトルがデジタルコミックと朗読コンテンツで登場!
更新日:2016/7/27
ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスと毎日放送が提携し、小松左京のホラー短編小説5タイトルが、デジタルコミックと朗読コンテンツとなり2016年7月26日(火)にリリースされる。
2016年は小松左京の生誕85周年にあたり、7月26日に没後5年目を迎える。『日本沈没』や『復活の日』などの長編SF作品が有名で、星新一、筒井康隆とともにSF作家の御三家とも言われる小松氏だが、多くのホラー短編小説も執筆しており、そちらの評価も高い。
そんな作品群から選りすぐった5タイトルが「小松左京の怖いはなし ホラーコミック短編集」シリーズとして、デジタルコミックはKindleで、アナウンサーによる朗読コンテンツはAudibleで同時にリリースされる。この夏は、小松の描くホラーを目と耳で楽しもう。
<デジタルコミック版・作者プロフィール>
『すぐそこ』 著:未浩 ※初コミック化作品
1990年、短編漫画『脇道』『消える』でデビュー。ホラー漫画誌で多数執筆を行う一方で、イラストレーター不死木摩可(ふしぎまか)としても活躍。不死木摩可名義のTwitterではオリジナル奇怪小説「ふしぎの摩可」を公開中。
『骨』 著:呪みちる ※初コミック化作品
ギャグ漫画家として別名義でのデビュー後、1998年の『時計屋敷の少女』でホラー漫画家に転向。以後、雑誌を中心に短編作品を数多く発表。それらの作品を集めた『青空の悪魔円盤 呪みちる作品集』『ライオンの首 呪みちる作品集 1996-2012』ほか著作も多数。
『まめつま』 著:御茶漬海苔 ※初コミック化作品
1984年、『精霊島』でデビュー。独特の作風で多数のホラー漫画を執筆するほか、自身作品の実写映画を監督する等、活動は多岐にわたる。著書に『惨劇館』『魔夜子ちゃん』ほか多数。現在はトークイベントへの出演も多く、読者からのカルト的な人気を誇る。
『霧が晴れた時』 著:稲垣みさお ※初コミック化作品
1994年、『復讐』でデビュー。その後もホラー漫画誌で数多くの短編作品を執筆。1999年には鈴木光司原作の話題作「リング」をコミカライズ。ホラー漫画以外の著書には、鬱病を題材にしたエッセイ作品『夫婦で欝るんです―それでも育児は可能です!』がある。
『くだんのはは』 著:児嶋都
1990年デビュー。ホラー・怪奇漫画家&イラストレーターとして、 漫画執筆の枠を飛び越え企画展のプロデュースや個展活動を精力的に行う。映画監督の山本晋也氏の娘としても有名。代表作に『こども地獄』や、綾辻行人とコンビを組んだ『眼球奇譚』『緋色の囁き』がある。
<朗読コンテンツ版・担当アナウンサーから一言>
『すぐそこ』 担当:高井美紀アナウンサー
「私は方向音痴なので、よく道に迷います。迷うと、すぐその辺の人に聞きます。主人公のように。ぐるぐるぐるぐる・・・。他人事ではない気がしました」
『骨』 担当:田丸一男アナウンサー
「地層から発掘される動物や人の骨から歴史をたどる男。あまりにも意外なオチに凄みを感じました。ぞっとするぐらい怖い、戦慄を覚えるファンタジーです」
『まめつま』 担当:上田悦子アナウンサー
「ありそうで、なさそうな、でもありそうな怖さ・・・。普通の家庭にひたひたと迫る恐怖に、背筋が凍ります」
『霧が晴れた時』 担当:加藤康裕アナウンサー
「楽しく登山していた家族を霧がつつみこむ。すべてを覆い隠してしまう霧が晴れた時、目の前に現れた世界は…。じわじわと迫ってくる恐怖を味わってもらえれば幸いです」
『くだんのはは』 担当:武川智美アナウンサー
「作品のタイトルはなぜ、ひらがななんだろう・・・。読み始める前の小さな疑問は、大きな恐怖へと変わっていきました」
■「小松左京の怖いはなし ホラーコミック短編集」
発売日:2016年7月26日(火)
<デジタルコミック>
配信プラットフォーム:Amazon Kindleほか、電子書店各サイト
※『くだんのはは』のみ8月1日(月)発売予定
価格:各100円
<朗読作品>
配信プラットフォーム:定額制オーディオブック配信サービスAudible
⇒Audibleの詳細はこちらまで
※掲載内容は変更になることがあります。