「やるべきことがすぐできない」のはあなたのせいじゃない! 脳を「すぐやるモード」にするコツとは?
公開日:2016/8/2
脳の機能に基づいて、「やるべきことを面倒くさがらずにすぐやる方法」を提案する『すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法』が2016年7月27日(水)に発売された。
「やらなきゃいけないことは早めに済ませたほうがいい」と分かっていながらも、ついついテレビを見てダラダラしたり、締め切りギリギリにならないと本気になれず、先延ばしにしてしまう人も多いことだろう。実はそれは「性格」や「やる気」の問題ではなく、脳が「すぐやるモード」になっていないだけなのだ。
脳がきちんと能力を発揮できる環境を整えるためには、「自然とすぐやってしまう」状況をつくることが大切になる。
脳には、「目に映ったものを真似する」性質があり、図書館など周囲の人が静かに読書や自習をしている場所に行くとやる気が自然に湧いてきて、自分の作業がはかどるのは実はそのため。脳が「読書や自習をしている人」を見てあなたに真似をさせている、つまりやる気や集中力を自然に引き出しているのだ。
反対に、仕事や勉強をしようと思ってカフェに行ったのに何だかやる気にならなくてダラダラ過ごしてしまったとき、視界にはスマホをいじっている人や楽しそうにおしゃべりしている人がいたりするはず。こんな状況ではあなたがどんなに「集中して課題をやりなさい」と言い聞かせても、脳はいうことを聞こうとはしない。脳を思い通りにコントロールするには、このようにコツがあるのだ。
筆者は、そんな「脳を思い通りにコントロールするコツ」を、自身の専門である「脳機能回復のリハビリテーション」から見いだしていく。脳機能が失われるというのは、脳をコントロールできない究極的な状態。しかしそんな脳機能を失った患者であっても、ほんの少し脳への働きかけ方を変えるだけで、できなかったことができるようになる人は多い。脳に障害があってもやるべきことがすぐできるようになるのだから、脳に障害のない人であればそのハードルはより低くなるはず。努力やガマン、無理は全く必要ない。脳の機能に沿うということは、それだけの高い効果を確実に引き出せるアプローチ法なのだ。
「面倒くさいなあ、と思う間もなくやるべきことがいつの間にか終わっている」「目の前の未処理の山が、どんどん小さくなっていく」そんな快感を、ぜひ同書で体感してみてほしい。
■『すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法』
著:菅原洋平
価格:1,380円(+税)
発売日:2016年7月27日(水)
出版社:文響社
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