ニトリはなぜ成功したのか?――成功の5原則
公開日:2016/8/29
ニトリホールディングス会長・似鳥昭雄の著書『ニトリ 成功の5原則』が2016年8月19日(金)に発売された。
「お、ねだん以上。ニトリ」のCMで知られる、日本最大の家具チェーンを一代で築いた似鳥は、かつて自他ともに認める落ちこぼれだった。しかし、そんな彼が23歳で創業した家具店は、およそ50年後、時価総額1兆5,000億円を超える超優良企業へと変貌した。
30年連続増収増益(見込み)の秘訣を初公開
・すべてがすばらしい理想の会社など、この世にない。新しい会社に入るのであれば、自分で意識してその会社との相性を「創っていく」こと。
・「売る」努力よりも「売れる」システムづくりを。「儲ける」のではなく、「儲かる」状態を作る。
・5段階評価では「3」に全体の3分の2が入ってしまう。6段階評価ならやる気を起こさせられる。
・人の短所はわかりやすいが、長所は本人もわかっていないことが多い。見つけようとしないと、見えて来ない。
・上司は部下のビジネス面だけでなく、プライベートについても責任を持たないとダメ。
2017年2月期見込みとして掲げるのは、「売上高5,000億円」「利益800億円」「30年連続増収増益」。なぜ、そのような大きな成功を収めることができたのか。その秘密は、「ロマン」「ビジョン」「意欲」「執念」「好奇心」という5つの原則に隠されている。
27歳の時に視察で訪れたアメリカで抱いた「ロマン」と、人生の師と仰ぐ故・渥美俊一氏に教わった「ビジョン」が、似鳥のその後の人生を大きく変えていったのだ。「鈍重でもいい、一歩一歩前へ進め」とは、若かった似鳥に渥美氏が贈った言葉。同書は、のろまなカメと思われながらも大きな成功をつかみとった似鳥が、世界中で働くすべての人たちに贈るエールであり、成功への指南書になっている。
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