「これはぼろ泣き決定ですわ」村上虹郎らフレッシュな役者陣のライブシーンにも注目が集まる映画「ニドナツ」って?
公開日:2016/9/14
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』でテレビアニメ化を果たし、第6回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞した赤城大空のライトノベル作品『二度めの夏、二度と会えない君』が村上虹郎主演で実写映画化されることが決定した。この知らせにファンたちは「やったーーー! これはうれしい!!」「虹郎が主演とか期待しかない!!」「これは映画館でぼろ泣き決定ですわ」と大喜びだ。
生まれつき不治の病を患う少女・森山燐。それを隠して高校生活を送っていた彼女を好きになってしまった“俺”こと篠原智。高校最後の文化祭で、一緒にライブをやり、最高の時間を共に過ごし、そして彼女は死んだ――。好きだ、という彼女に決して伝えてはいけなかった言葉を伝えてしまった俺。取り乱す彼女に追い出され病室を後にした俺のもとには、一言「ごめんなさい」という紙切れが。そして、俺はタイムリープを体験する。自身の告白を後悔し、彼女の短い一生がずっと笑顔であるようにと、過去をやり直そうと奮闘する。同作は、「2度目の夏」を体験する少年と少女の関係を軸に描いた青春ラブストーリーだ。
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』で注目を集めた赤城が描く、青春まっすぐな健全ラブストーリーにファンは「下せかとの差にびっくりした! 地力があるからこそどっちもかけるんだよね」「下セカもニドナツもほんと大好き!!」「下セカ知ってるやつは二度夏をぜひ読んでほしい。きっと赤城大空の才能に酔いしれる」とそのギャップに魅了されているよう。
主人公がタイムリープしていくという、SF作品としては奇抜ではないテーマながら、「読了後も感動の余韻を残す、そんな作品。電車の中で涙腺崩壊したのはいい思い出です」「これから読む人には、主人公に渡された手紙の変化とタイムリープ後の主人公の違いに注目してほしい!」「未来を知っているからこその主人公の葛藤や後悔が胸にすごく響く」と多くの人に感動を与えている。
主演を務めるのは、『2つ目の窓』で映画初出演にして初主演という鮮烈なデビューを飾った村上虹郎。「僕含め多方面から集う若者キャストと一緒に、素敵なおっさんスタッフ達に負けないぐらいの熱量で突っ走って感動を与えられる作品にしたいです。そして、僕演じる智とヒロインの燐、バンドメンバーのみんなとステージで音を鳴らすのがとても楽しみです」と意気込みを見せる村上が、どのような演技を見せるのかに期待が集まっている。
この作品、作中でライブを行うシーンもあるため「文化祭のバンドシーンほんとーーーっに楽しみ!」「虹郎くんがギター弾くのかぁ…絶対にかっこいい予感しかしないじゃん」「これは映画館の迫力と音響必須のやつですわ」とバンドシーンにも大きな注目が集まっているようだ。
ヒロインの燐役には、5人組ガールズバンド「たんこぶちん」のボーカル兼ギターのMADOKAこと吉田円佳をキャスティング。「今までバンドしかやってこなかったわたしが演技なんて出来るのかと正直不安でしたが、原作を読み、台本を読み、共演者の皆さんと演技レッスンを重ねるごとにどんどん『ニドナツ』の世界が好きになっていきました。『たんこぶちん』のボーカルMADOKAとはひと味違うわたしを楽しんでいただきたいです!」とコメント。劇中歌も「たんこぶちん」が務めるということで、吉田の初演技と本業のバンドシーンの両方を楽しめる作品になりそうだ。
智や燐を見守りながらも「バンド活動禁止」という校則を守ろうとする生徒会長・菅野瑛子役にAKB48の加藤玲奈。智と燐に誘われ、ドラムとしてバンドに加入した花京院姫子役にはnon-noの専属モデルとしても活躍する金城茉奈。ベースを担当する石田六郎役にはD-BOYSのメンバーで『ホットロード』『ストロボ・エッジ』など話題作に多々出演する実力派俳優山田裕貴が。このキャスティングに「芸術家で変態で銀髪でベースを弾く山田裕貴…無理…」「すっごい大好きなのにさらにさらにオシメンの加藤玲奈がでるのはやばい」「茉奈ちゃんのドラム姿は絶対かっこいい!!」とフレッシュな若手俳優たちの共演にファンは大興奮。
映画は2017年の秋に公開予定。さらには、今秋より『ゲッサン』でのコミカライズも予定されているとのこと。原作やコミカライズ版で予習しつつ、来年秋の公開を楽しみにしていよう!
■映画「二度めの夏、二度と会えない君」
公開:2017年秋予定
原作:赤城大空
監督:中西健二
脚本:長谷川康夫
出演:村上虹郎、吉田円佳、加藤玲奈、金城茉奈、山田裕貴、菊池亜希子、本上まなみ
⇒映画「二度めの夏、二度と会えない君」