◯◯をplusして焼くと4層、5層になる感動のケーキ! 世界中で大ブーム『魔法のケーキ』の進化系とは?

食・料理

公開日:2016/10/5

『魔法のケーキ plus』(荻田尚子/主婦の生活社)

 フランス生まれの「魔法のケーキ」は、焼くと3つの層に分かれるという不思議さと、いつもの材料、いつもの道具で作れて、「簡単なのにおいしい」という手軽さから、フランスのみならず、世界中で大ブームに! 昨年、日本でも『魔法のケーキ』(荻田尚子/主婦の生活社)が発売されるやいなやいっきに人気に火がつき大流行。また、9月に発表された「第3回 料理レシピ本大賞」の「お菓子部門」で『魔法のケーキ』が見事大賞を受賞! もはや、定番お菓子として定着しつつあります。

 そんな魔法のケーキが、さらなる進化を遂げ、3層どころか、4層、5層までボリュームアップ! キーワードは「plus(プリュス)」。材料をplusすることで、さらに美味しく、リッチな「魔法のケーキ」を楽しむことができます。

 ここで、9月に発売された『魔法のケーキ plus』を少し紹介しましょう。本書は「ビスケット」「コンフィチュール」「卵をもう1個」「塩味」の4つのplus別に計79のレシピを紹介。甘いものだけじゃなく、枝豆やベーコンを使った「ケークサレ」のような食事向きのレシピが紹介されているのも嬉しいポイントです。

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1、プレーンビスケットをplus「抹茶」

しっとりしたビスケットと抹茶味を組み合わせた濃厚でリッチな食感に

2、OREOのクリームサンドビスケット(ココア味)をplus「レアチーズケーキ風」

クリームチーズとビスケットの相性はばっちり

3、卵をもう1個plus「いちごのショートケーキ風」

誕生日、イベントにぴったりの華やかでかわいらしいケーキ
クリームはなるべく少ない回数でキレイにならします

★実際に「魔法のケーキ」を作ってみよう! レシピはこちら↓
フランスで人気沸騰! 焼くとなぜか3つの“層”ができる「魔法のケーキ」【作ってみた】
焼くと3つの層「魔法のケーキ」勢いとまらず! クリスマスケーキレシピ大公開!

 今回ダ・ヴィンチニュースは、著者の荻田先生に試作時のエピソードや「料理レシピ本大賞」受賞にあたっての感想を伺うことができました。

著者の荻田尚子さん。本格的なフランス菓子の知識と技術をベースに、家庭でも作りやすいお菓子のレシピを提案している

 「実は試作段階では“もうダメかも…”と何度も諦めかけたことがありました。レシピ本は、いろんな人が、いろんな環境で作るので、再現性の高さがとっても大切なんです。どうすれば誰もが失敗なく作れるかを考えた結果、私のレシピでは“湯せん焼き”という方法にたどり着きましたが、おかげで読者の方からの苦情や質問もほとんどなく、多くの方に喜んでいただけたようです。“作れない!”と言われてしまうのがいちばん申し訳なかったので…。一人でドキドキしていました(笑)。

 発売後はInstagramなどにアップされたケーキの写真を見ては感激していました。たくさんの反響をいただき、本当に嬉しかったです。「料理レシピ本大賞」の授賞式では、本が読者のみなさんに渡るまでに、たくさんの人が関わってくれていることを改めて実感しました。こんな素晴らしい企画に巡り会えたことに改めて感謝しています。第2弾の『魔法のケーキ plus』もなにとぞよろしくお願いします。おすすめはビスケットの土台を敷いた【ニューヨークチーズケーキ風】と、カバーにもなっている【マシュマロ】の魔法のケーキです。4層、5層の複雑な食感が、とってもおいしいんですよ。」

 いつも通り焼いただけなのに、焼きあがりをカットしたら見事に何層にもなっている「魔法のケーキ」は、感動的です。ぜひ、ご自宅で作ってみてください。