フライパン1つ×鶏胸肉で作る“早うま”おかず!「4週間献立カレンダー」付き!【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/10/6

『ESSE 秋のおかず帖』(扶桑社)

 10月に入り日中でも過ごしやすい季節になってきました。そうなると気になるのは秋に旬を迎える食材たち。しいたけ、さつまいも、ゴボウ、にんじん、れんこん…といった数多くの野菜で店頭が賑わいます。旬を迎える食材を簡単に美味しく料理したい、そんな願望を叶えてくれる、『ESSE 秋のおかず帖』(扶桑社)が発売されました。ここでは秋の味覚を活かした鶏胸肉おかず、炊飯器でつくるワンプレートご飯、作りおきOKなおかずサラダ、その日に家にある使いたい食材で選べる素材別おかずカタログなどたくさんのレシピが紹介されています。また、素材別おかずカタログのメニューを組み合わせた「4週間献立カレンダー」もついていて、もう献立に悩む必要もありません。そこで、今回はこの中からフライパンひとつで作れる鶏胸肉おかず2品を実際に作ってみました。

1、ほっとできる優しい煮物「鶏胸肉の治部煮」(P.8)


 フライパンにめんつゆ、水を入れ、煮立ったら片栗粉をまぶした鶏胸肉を入れて3分ほど煮ます。ここに、麩、しいたけ、にんじんも加えてさらに2分ほど煮たら、最後に小松菜を加えて1分煮て完成です。

 1品目は、秋に旬を迎えるしいたけ、にんじんを使った煮物レシピです。ここでは、鶏肉はそぎ切り、にんじんはピーラーで削ることで食材に火が通りやすくしています。また、麩は戻さずに煮汁に投入することで、全体的にスピーディーに調理する工夫をしています。しかし味はというと、じっくり煮込んだように、どの食材にも煮汁がしっかりしみ込んでいて、食べるとほっとできる優しい味の煮物になっていました。忙しかった日にこそゆっくり落ち着いて味わいたい一品です。

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2、鶏胸肉が一気にごちそうに変身!「チキン南蛮風」(P.12)


 サラダ油を熱したフライパンに卵、薄力粉、塩こしょうを揉みこんだ鶏胸肉を入れてこんがり両面に焼き色がつくまで揚げ焼きして取り出します。このフライパンに続けてレンコンを入れ、こちらも上下返しながら揚げ焼きにします。お皿に食べやすく切った鶏胸肉、れんこんの順にのせ、その上にいり卵、万能ネギ、マヨネーズ、水、塩こしょうを混ぜたタルタルソースをかければ完成です。

 2品目は、こちらも秋を代表する野菜、レンコンを使ったレシピです。このレシピでのポイントは2つ。1つ目は、鶏肉を卵入りの下味をつけることで、ふんわり香ばしく仕上げること。2つ目は、茹で卵ではなくいり卵でタルタルソースを作ることで超時短に。これによりとても柔らかいチキン南蛮があっという間に完成しました。もちろん、レンコンのシャキシャキした食感が全体の中で良いアクセントになっていましたよ。今の季節だからこそより美味しいごちそうです。

 

やっぱり秋は“食欲”の秋
 秋は本当にたくさんの美味しい野菜が出てきますが、煮ても焼いても蒸しても、どう調理しても美味しいものばかりのような気がします。せっかく美味しい季節なのだから、やっぱりこれはもう楽しむしかありません。ぜひいろんな調理法で“食欲”の秋を堪能して下さい。

文=JUNKO