「かなり見ごたえのあるドラマになりそう」柴咲コウ主演ドラマ『氷の轍』に期待の声続々 原作は直木賞作家・桜木紫乃

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公開日:2016/10/8


 『ホテルローヤル』で直木賞を受賞した桜木紫乃が、ドラマのために書き下ろした新作『氷の轍』が2016年9月27日(火)に発売された。さらに、同作を原作とした同名スペシャルドラマが2016年11月5日(土)に豪華キャストで放送されることが決まり、ファンからは「桜木先生の重厚なドラマをこのキャスト陣が演じるとか、期待しかないわ」と興奮の声が上がっている。

 人の心の機微を丹念に描くことで読者を魅了してきた桜木が、今回ドラマのために書き下ろした『氷の轍』は、冬の北海道・釧路が舞台。海岸で元タクシー運転手の男性の他殺死体が発見されるところから物語は始まる。刑事としてまだ駆け出しの大門真由は、家宅捜索する中で、生涯独身で身寄りもなかった被害者の滝川の孤独に触れる。「ひとり」に耐えられなくなった滝川がすがろうとしたものを糸口として、殺人事件をひもといていく―。

 読者からは「殺人事件の真相からわかってくる被害者の孤独と、主人公の共感がまざまざと描かれていてのめりこんじゃう!」「わずかな糸口から真相がわかっていく過程が面白い! 久しぶりにミステリーに熱中できる作品に出会った気がする」と大評判。さらに「これドラマ化楽しみすぎるでしょ!」「このミステリー大作、かなり見ごたえのあるドラマになりそう」「かなり重厚な物語、映像でも面白くなること間違いなし!」とドラマに対する期待の声も上がっている。

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 ドラマのキャストにはそうそうたる面々が揃う。母の顔を知らず、父と同じ刑事の道を歩む“孤独”と“屈託”を抱える主人公の大門真由役を柴咲コウが演じ、半人前の真由を導く頼れる先輩刑事に沢村一樹、釧路で有名な水産加工会社を経営する女社長には余貴美子が、真由と冬のスケートリンクで顔を合わせる独り身の女性には宮本信子が扮し、ドラマの屋台骨を築く。そのほかにも、余命宣告を受けた身で刑事としての魂を娘に託そうとする真由の父には塩見三省が、さらには嶋田久作、品川徹、岸部一徳、といった芝居巧者が脇を固め、密度の濃い世界を作り上げていく。

 このキャスト陣には「なんて贅沢なキャスティング! 重厚な人間ドラマにピッタリじゃないの!」「うわぁ! これは楽しみ! 柴咲コウが孤独と屈託を抱える刑事役とか、すごいハマり役」「主人公はもちろん、この脇役の豪華さよ! このキャスト陣で桜木紫乃原作のドラマ見られるとか幸せ~」「早く早く、早く見たくてしょうがない!」と歓喜の声が溢れている。

 原作者の桜木も「映像の後ろに流れる弦の音に心をきしませながら、至福の時間を過ごしました。緊張感あふれる二時間でした」「視聴者のみなさまに、あの『寒さ』と『かなしみ』と『あふれる情』がまっすぐ届きますように」と、ドラマの出来に納得のコメントを寄せている。実力派ぞろいの役者人で描かれるドラマ「氷の轍」に期待の声はやまないが、原作で一足早く、「寒さ」と「かなしみ」と「あふれる情」を味わってみてはいかがだろうか。

■ドラマ「氷の轍」
放送日:2016年11月5日(土)
原作:桜木紫乃
監督:瀧本智行
脚本:青木研次
出演:柴咲コウ、沢村一樹、余貴美子、宮本信子、塩見三省、岸部一徳、嶋田久作 ほか
制作:ABC
⇒ドラマ「氷の轍」公式サイト