『5時に夢中!』で「久しぶりの天才」と大絶賛された小説『QJKJQ』に注目集まる!
公開日:2016/10/12
2016年10月6日(木)に放送された「5時に夢中!」(TOKYO MXほか)で、佐藤究による小説『QJKJQ』(著:佐藤究/2016年8月8日発売)が紹介され大きな話題となった。ネットでは「気になる!」「めっちゃ面白そう」「読みたいなー」と関心を示す声が多く、実際にAmazonの「本の人気度ランキング」(過去24時間で最も売上が伸びた商品)では6位になり、売れ筋ランキングでも、26,826位から356位にジャンプアップしている。(10月7日付け)
『QJKJQ』は、「平成のドグラ・マグラ」「ものすごい衝撃を受けた」と選考委員たちが唸った、第62回江戸川乱歩賞受賞作。
市野亜李亜(いちのありあ)は、十七歳の女子高生。猟奇殺人鬼の一家で育ち、彼女自身もスタッグナイフで人を刺し殺す。猟奇殺人の秘密を共有しながら一家はひっそりと暮らしていたが、ある日、亜李亜は部屋で惨殺された兄を発見。その直後、母の姿も消える。亜李亜は残った父に疑いの目を向けるが、一家には更なる秘密があった―。
同書が紹介されたのは、新潮社出版部部長・中瀬ゆかりによる「5時に夢中!」内の人気コーナー「中瀬親方のエンタメ番付」。中瀬は「読み終わるのがもったいないくらいだった」「物凄く残酷なシーンも甘美的に描かれている」「久しぶりに天才が現れたと思ってちょっと興奮した」と大絶賛。あまりの熱弁にMCのふかわりょうは「いつも以上に熱のこもっている感じがしました」と驚いていた。
中瀬はこれまでに編集者として、群ようこ、田辺聖子、福田和也、林真理子、町田康、柳美里、辻仁成などの人気作家を担当。彼らのエッセイに「ペコちゃん」「魔性の女A子」などの名前で登場する名物編集長こそ中瀬なのだ。そんな中瀬が「久しぶりの天才」とまで評してしまったので「今回のエンタメ番付の作品は特に面白そう」「早速読んだぞ」「Kindleでサンプル読んだら続きが気になってしょうがない」と、読書好きな人は速攻でチェックしているようだ。