イケメン男子に飽きた女性たちへ。“イケメンゴリラ”のススメ【画像あり】
公開日:2016/10/26
いつからだろうか、イケメン男子に飽きが生じてきたのは。ネットの記事では(本記事もご他聞に漏れず)「イケメン」というワードさえ入れればOKという風潮があり、世の中はイケメン飽和状態である。
そこで、「もうイケメンはうんざり」という女性にオススメしたい本がある。『イケメンゴリラ 君の瞳に乾杯!』(さとうあきら:写真/大和出版)。東山動物園のシャバーニや、八木山動物園のドンなど、全国の動物園で暮らす様々なイケメンゴリラが登場する。写真に合わせた格言が、これまた超男前! 女性ならずとも虜になること間違いなしだ。
「君の瞳に乾杯」(『カサブランカ』)
全国のイケメンゴリラの中でも圧倒的な人気を誇る、シャバーニ。涼しげな目元と、男らしい鼻の穴、微かに微笑んでいるかのような口元。イケメン(ゴリラ)の中のイケメン(ゴリラ)だ。
「君は会うたびに美しくなる。」(『ジョルスン物語』)
ヒト科オスはなかなか言ってくれない言葉も、イケメンゴリラはストレートに言って……はくれないが、言っているかのようだ。そう、イケメンゴリラは口にせずとも、その瞳や佇まいで愛を語るのだ。
「頼むから黙って、ただ愛させてくれ。」(ジョン・ダン)
こんなことを言われた日には、「もうどうにでもして!」状態である。愛に悶絶するゴリラの姿が、凄まじく愛おしい。ヒト科オスのみなさまも見習ってほしいものである。
「夜中に命がけで書いたラブレターほど、翌朝に読むに耐えないものはない。また投函したとたん猛烈に書きなおしたくなる。」(ジョセフ・マーフィー)
イケメンゴリラだって、きっと夜中に恥ずかしいラブレターを書いちゃうのだ。そんなゴリラの恥じらう姿にキュンキュンしてしまう。ぜひとも我が家に投函してほしい。
「いつかできることはすべて、今日もできる。」(モンテーニュ)
先延ばしにしたくなるとき、イケメンゴリラの背中を思い出せば、「いまやろう」と思えるはずだ。
「後ろ向きなやり方では、とても生きては行けないよ。分かるかい。前向きに進むんだ。毎日が新しい日なんだから。」(ボブ・マーリー)
光の差すほうを真っ直ぐに見つめるイケメンゴリラ。その瞳は微かに濡れているような…。眉間のシワから意志の強さがにじみ出ている。前向きに進まなくてはいけない。そう、イケメンゴリラのように、真っ直ぐと。
草食系男子が増殖する中、イケメンゴリラはわたしたちに“本物の漢”を見せてくれる。恋に破れたあなた、人生に疲れたあなた。本書を片手に、全国のイケメンゴリラに会いにいってみてはいかがだろうか。イケメンゴリラはあなたを裏切らない――。
文=尾崎ムギ子