「馴染みのない哲学を扱っているのに時間を忘れて読みふけった」元「風男塾」メンバー・原田まりるの哲学小説が大好評!

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公開日:2016/10/29

 男装アイドル「風男塾」の元メンバー・原田まりるが2016年9月30日(金)に発売した小説『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』が大好評を博している。さらに哲学関連の本としては驚くべき売り上げを記録しているようだ。

 物語は京都に住む17歳の女子高生・児嶋アリサが、アルバイトの帰り道で哲学者のニーチェと出会うところから始まる。哲学のことを何も知らないアリサだったが、その日をさかいに不思議なことが起こり始める。キルケゴールやサルトル、ショーペンハウアーといった哲学の偉人たちが現代的な風貌となって現れ、“哲学する”とは何かを教えていく感動の哲学エンタメ小説だ。

 同書の面白いところは、世界的に知られた哲学者たちが現代風のキャラクターに大きくデフォルメされているところ。例えばニーチェは「こだわりの強いオタク気質のゲーム開発者」、サルトルは「タウン誌の編集長やガールズバーのオーナーなど手広く事業を展開する実業家」、ハイデガーは「小さなことに動じない落ち着きを持つ京都大学の教授」といった具合。

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 驚きの発想に読者からは「サルトルがガールズバーのオーナーとか爆笑!」「着想力、構成力、テンポといい、最高に読みやすい。馴染みのない哲学を扱っているのに時間を忘れて読みふけりました」「なんてわかりやすくて面白い哲学書なの!」「ちょっと甘く見てたけど、想像以上に本格的に哲学を追求していて驚くわ」「実存主義がこんなにわかりやすいとは…目から鱗です!」と絶賛の声が相次いだ。

 分かりやすく、しかも深い内容の同作は瞬く間に話題となり、発売から3日後には初版の7,000部を超える8,000部の増刷が決定。合わせると15,000部という驚くべき数字を記録している。

 小説としても面白く、敷居の高い哲学をわかりやすく学べると評判の同書。まだ読んだことがない人は、哲学の入門書として一度触れてみてはいかがだろうか。