健康を気にする人ほど病気になり、ズボラな人ほど長生きできるという観点から、長生きするための新たな生活習慣を紹介した『医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣』が2016年10月21日（金）に発売された。

　健康に最大限注意した生活を送ってきたのに、病気で早死にしてしまう人もいる一方、不摂生な生活を送っているように見えるのに90歳になっても元気な人がいる。その差はいったいどこにあるのだろう。ひとつには、健康に気を配りすぎるとかえってストレスになってしまうという点にある。健康第一の生活が健康長寿をもたらすとは限らないのだ。

　また、いまの医学常識が30年後、50年後にも正しいとは言い切れない。いくらストイックに健康に気を使った生活を送っても、元となっている健康情報が正しくなければ、当然、結果は伴わないだろう。

　そもそも、いま元気で90歳まで長生きしている人たちは、最新の健康情報にアンテナを張って超健康的な生活を意識して送ってきたのだろうか。逆に、最新の健康情報に精通し、必要な栄養素を補うためにサプリメントを毎日数十錠も飲んだり、「健康のために」と毎週末スポーツジムで汗を流したりという生活を送っていた人が、平均寿命に達する手前で病気になって早死にしてしまう例も少なくはない。

　富士山に登るには複数のルートがあり、どのルートでも頂上に着くことが出来るが、丈夫な足腰というベースがなければ登りきることは出来ない。それと同じように、90歳まで健康で過ごすにもいろいろなルートがあるが、どのルートを歩くためにも、「これだけは守らなければいけない」という基本ルールがある。

　同書では、「嫌なことはしない」「睡眠にはこだわる」などの長生きするための心構えから、「毎日歩くことを習慣にする」「歯は大切にする」など具体的な改善策まで、全部で7つの心がけるべき生活習慣を紹介。基本を大切にすることが、「90まで健康で生きる」という山を登るいちばんの近道なのだ。

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣
・嫌なことはしない
・睡眠にはこだわる
・おかずは多く、ご飯は少なく
・毎日歩くことを習慣にする
・医者と薬にはできるだけ近づかない
・歯は大切にする
・感謝して生きる

※掲載内容は変更になる場合があります。