「暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ」過去の忌まわしい事件が再び迫りくる―。人間の心の底を描いた、三浦しをん『光』井浦新・瑛太ら出演で実写化決定
更新日:2016/11/28
『まほろ駅前多田便利軒』『風が強く吹いている』『舟を編む』など、これまでに数々の作品が映像化されてきた直木賞作家・三浦しをん。今回、小説『光』が実写映画化されることとなり、これには「絶対名作になるぞこれ」「あの話を映画館で観れるのか」「これは期待していいよな?」と小説ファンがざわついているようだ。
東京の離島・美浜島に住む中学生・信之はある夜、交際中の同級生・美花を守るために罪を犯してしまう。その翌日、島を大災害が襲い、信之、美花、幼なじみの輔、そして数人のろくでもない大人だけが生き残る。そして時は流れ、島を離れ生きてきた信之の前に“過去”の影が現れて――。
キャストは、一人娘の父親・信之役に井浦新、信之の幼なじみだが、信之に対してとある感情を持つ輔役に瑛太、過去を捨て芸能界で生きる女・美花役に長谷川京子、信之の妻・南海子役に橋本マナミなどが名を連ね、監督は『まほろ駅前多田便利軒』でも監督を務めた大森立嗣。この実力派のメンバーには「瑛太と井浦新て私得すぎるwww」「演技派ばっかりじゃん! 凄いな」「井浦新のキャスティングには唸るばかりだ」「井浦新と瑛太出演ってだけで映画の雰囲気がもう分かるわwww」とさっそく注目が集まっている。
また、井浦は今回の撮影を終え「最も化学反応を起こせたのが瑛太くんでした」と語り、ファンも期待の井浦&瑛太タッグに自信をのぞかせた。さらに「映画だからこその生命感溢れる【光】が生まれたと思います」ともコメントしており、小説とはまた違う体験を感じさせてくれるようだ。
静謐なのに不穏。濃密なのに清澄。そんな絶妙な空気を醸し出しつつ「暴力とは何か?」を問いかける三浦渾身の作品『光』。来年の公開が待ち遠しい!
【作品情報】
井浦新 瑛太 長谷川京子 橋本マナミ
南果歩 平田満
監督:大森立嗣 原作:三浦しをん(「光」集英社刊)
配給:ファントム・フィルム
2017年秋 公開