親に起こり得る“もしも”のために…集めておきたい情報とは?

暮らし

公開日:2016/12/8

 親が70歳を過ぎた人必携の情報ノート『書き込み式! 親の入院・介護・亡くなった時に備えておく情報ノート』が2016年11月28日(月)に発売された。

 昨日まで元気だった親が、もし突然倒れたら? もし介護が必要になったら? もし余命が長くないと宣告されたら? もし亡くなったら…。そんな“もしも”が現実になった時、もう親の気持ちを聞くことはできないし、親が用意周到に準備していたとも限らない。逆に、せっかく準備していたのに気づけないかもしれない。こんな時は、親が元気なうちに必要な情報を少しずつ集めておくことが必要となってくるだろう。

 同書は、親の入院や介護、そして不幸にも亡くなってしまった時のために役立つ書き込み式のノート。書き込み式といってもただ空欄が並んでいるだけの殺風景なものではない。親が倒れてしまってから起こりうる、入院、介護、看取り、認知症、相続といった情報や出来事、項目などの情報を時系列に厳選して掲載している。

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 実際に著者・村田くみが体験した出来事を元に執筆されており、その時になるまで知らなかったことやわからなかったことが丁寧に解説されている。

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 親が高齢になり、「心配でたまらないけれど、何をどうしていいのかわからない」といった状況に置かれている方や、これから起こり得る状況についての情報を手に入れたい! と考えている方にはピッタリ。お盆やお正月、GWなど家族が集まる時に、少しずつ話し合うための参考書としてもためになる1冊だ。

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<集めておきたい情報例>
親の服や靴のサイズ
病歴・アレルギーの有無
親族の冠婚葬祭ルール
近隣との付き合い・友人関係
よく行く場所
最期の意思
墓・実家問題
相続など

村田くみ
一般社団法人介護離職防止対策促進機構 アドバイザー/ジャーナリスト。会社員を経て1995年毎日新聞社入社。週刊誌『サンデー毎日』に所属し、主に経済、環境、介護問題に携る。父親を看取り、現在は母親の介護をしながら、フリーライター・ジャーナリスト、ファイナンシャル・プランナー(AFP)として多くの週刊誌などで社会保障、介護、マネー関連の記事を執筆。2016年1月、一般社団法人介護離職防止対策促進機構のアドバイザーに就任。著書に『おひとりさま介護』。

※掲載内容は変更になる場合があります。