チャンスは年2回! 美しすぎるダイヤモンド富士も!日本の奇跡の絶景・富士山おすすめポイント【写真あり】
公開日:2017/1/1
―誰の心の中にもある、日本の心のふるさと。
その優美な姿が見せる絶景に圧倒されながらも、不思議と心が落ち着いていく。胸の奥にふつふつと沸き起るその感情のままに。見に行こう、この星が生み出した奇跡を―
10月25日に創刊した日本初の“世界の絶景”マガジン『週刊 奇跡の絶景 Miracle Planet』(講談社)。絶景ブームが書籍から始まりベストセラーが数多く生まれ、そしてTVの世界へ広まり絶景に関する番組を見ない日はないほどに。旅先を決めるキーワードは、世界遺産から「絶景」に移りつつあります。同シリーズは、世界の絶景を美しく迫力ある写真とともに、その地にまつわる興味深いストーリーで紹介します。
日本人のこころ 帰り着く場所 『富士山』(日本)
今回の特集は、都心から約140km、静岡県と山梨県に跨る活火山「富士山」。わが国を長い間見守り続けてきた富士は“日本のふるさと”と呼ばれ、その優美な風貌は、日本の象徴として国内外問わず広く知られています。
■創作意欲を掻き立てる芸術の源泉
富士山はその人気から商業的に用いられることが多いですが、そのルーツは江戸時代に遡ります。江戸時代、当時の将軍・徳川家康が富士山を崇拝したことが追い風となり、一気に商業的価値が高まったため、名だたる画家たちがこぞってその姿を描きました。中でも富士を得意とし、16歳で幕府の御用絵師となった狩野探幽の『富士山図』は洗練された構図に、繊細で叙情的な描写が詰まっている実に見事な作品。また、歴史的旋風を巻き起こすのが、浮世絵師・葛飾北斎。『冨嶽三十六景』のひとつ「神奈川沖浪裏」は一度は見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。本書では、富士の美しさに魅了された日本画家たちを通して、富士山の魅力が語られています。
ちなみに江戸の三大画家と名高い谷文晁には、富士にまつわる逸話がひとつ。
文晁はある大晦日の晩に扇子に富士を描き、大きく文晁と落款したそれを江戸市中に何百本とばら撒いたそうです。新年明けて最初に目にする景色が当代屈指の画家が描いた富士の扇子なんて、粋な年明け、なんとも江戸の洒落た風情ですね。
■自分の富士山を見つけよう!
日によって、時間によってその姿をころころと変える富士山。イメージを持って撮影するのではなく、ありのままの姿を捉えるのがきれいな姿を残す最善の方法だそう。変化に即座に対応することが大事だそうですので、心を落ち着けて富士山に対峙する為に、機材のセットは早めに万全にしておきましょう。どのように納得のいく写真を撮るか、本誌に掲載されているヒントを少しだけ紹介します。
◎「太陽」で富士山を撮るには
(1)朝日を撮るなら夜中からセッティングを
(2)ダイヤモンド富士は年に2度チャンスが
(3)三脚を立てた露光撮影で幻想的な雰囲気に
プロのテクニックを身につけることは容易ではないが、せっかく訪れたなら最高の写真を撮りましょう。同書では分かりやすくポイントやテクニックが書かれているので掲載されている写真を参考にしながら学んでみましょう。
■富士山麓のグルメ!
富士山そのものの名物と言えば、やはり「山小屋グルメ」。定番のカレーライスはもちろん、写真家の植田めぐみさんによると六合目にある山小屋の富士宮焼きそばが最高だそう。そして、山小屋グルメももちろんですが、忘れてはいけないのが「富士山麓グルメ」。山麓グルメは山梨の山の幸と静岡の海の幸のいいとこ取り。駿河湾の恵みであるカツオや生シラス、桜えびなどが楽しめますし、野菜がたくさん入ったほうとうもお勧めです。旅行するなら事前に山麓グルメの調査をお忘れなく!
まずは『週刊 奇跡の絶景 Miracle Planet』で「世界一の美しさ」を確認してみてください!
■同シリーズ
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